2017年7月号

Rod&Reel(ロッドアンドリール)

Text/Nishimura Jyugo Illustration/Ogura Takanori<

O.S.Pルアー ポイント別 三賢者の選択
今月のフィールド 小規模河川

スポーニングもひと段落し、多くのバスが積極的にエサを補食し出すこのシーズン。夏のような陽気も増えてくるこの時期は、外で遊ぶには最高の季節だ。釣果も充分期待できる今こそ、釣りに出かけないともったいない!

北田朋也
霞ケ浦・利根川水系をホームとし、ボート・岸釣りともに得意とするスーパーロコ

浦川正則
いわずと知れた旧吉野川のスペシャリスト。強力なスイムベイトパターンで有名

木村翔太
霞ケ浦水系でのトーナメントで活躍する若手アングラーで、岸釣りも大得意

今月のフィールド 小規模河川

霞ケ浦水系や利根川などの大型のフィールドには必ずといっていいほど存在する流入河川。スポーニングを終えたバスはエサを求めてこういった小規模な河川に差してくることが多い。岸釣りでも攻めやすいのが特徴だ

◆流入河川はアフターのバスが体力を回復する理想的なエリア

「これからの時期はスポーニングを終えたバスが、体力を回復するために荒食いするような状態になります。少し大きめのルアーやトップウォータールアーにも積極的に反応するようになるので、いろいろな釣りが楽しめる時期だといえるでしょう。

霞ケ浦水系や大型河川のような広大なフィールドでは、そこに繋がる小規模な流入河川に、より多くのバスが入ってくるようになります。

バスだけでなくボラの稚魚やスジエビなどのベイト、田んぼが水を張りはじめることで動き出すザリガニなども小規模河川に入ってくるので、アフターのバスが体力を回復するにはぴったりなんです。

体力の回復とエサを求めて入ってきたバスは、アシや杭などの水中に縦に入っているカバーに付きます。

また、流れ込みなど水の動きに変化があるような場所も忘れずに狙いたいところ。ちなみに、いち早く回復して体力が戻ったバスは横方向の動きのルアーにも反応することを覚えておきましょう。

釣れる小規模河川の見分け方はベイトが豊富なこと。水面を泳ぐ小魚がいたりする場所はバスが入ってきている可能性も高いです。また、周囲に田んぼがあるような場所は、流れ込みからザリガニなどが流れ込んできたりするのでかなり有望ですね」

北田朋也:A

◆『水面のベイトを蹴散らすように動かすのがコツ』

ラウダー60

「ラウダーの60㎜サイズは、この時期にメインで食べられている小型のベイトともサイズ的にマッチ。狙うのは護岸際などで、とくにベイトフィッシュが水面にいるようなエリアで使いたいですね。

強めにドッグウォークさせて水面のベイトを散らすようにアクションさせてやるのがコツです。また、そこに絡む杭やパイプなど何らかの障害物の周辺はよりねちっこく、ポーズを入れたりして誘ってあげましょう」

これからの時期はとくに出番が増えるポッパー。北田さんはこれひとつで釣り歩くことも充分できるほど信頼を寄せている

浦川正則:B

「回復が進んだ個体に関しては、バズベイトがとても有効。川のアウトサイドなど水の流れがしっかりあるような場所や、流れが発生している水門の周辺などで、やる気のあるバスを効率よく狙っていきましょう。

出ても乗らないようなバイトが浅い状況では、巻きスピードを抑えてペラが水面にギリギリ出すくらいで巻いてみてください。ポロポロと甘いサウンドが出て、フッキングもよくなりますよ。トレーラーワームとトレーラーフックも必ずつけています」

◆『出切らない状況では少し沈めてスローに巻く』

O.S.Pバズ02ビート

木村翔太:C

◆『フォールバイトに集中してパラアシをじっくり攻めていく』

ドライブクローラー4.5インチ(ジグヘッドワッキー)

「狙うのはパラアシなどの薄めのカバーで、スローにフォールさせてフォールバイトを誘う釣りです。ラインテンションの掛け具合で、シェイクしながら落としたりフォールスピードを調整しながら落としたりするのもテクニックのひとつですね。

フォール中のバイトをとっていくことになるので、ラインの動きを常に注意深く見ておくようにしましょう。ジグヘッドは2.2g程度のガード付きモデルを使っています」

ツートンカラーはにごった水の中でもよく目立ち、ルアーが回転するジグヘッドワッキーとも相性抜群

北田朋也:D

◆『フォールでもアピールするドライブシャッドで縦のカバーを攻略』

ドライブシャッド4.5インチ(ノーシンカー)

「杭などのカバー周辺では止めて、フォールをさせることが重要。巻きだけでなくフォールでもしっかりテールが動いて食わせられるのは、ドライブシャッドの長所です。

巻くレンジも重要で、ルアーが見えるか見えないかのギリギリのレンジを引きましょう。基本的に狙うのは浅い場所が多いので、深いレンジを攻める必要はないですね。巻きスピードは、ルアーがバランスを崩さないギリギリの速さを心がけてください!」

これもこの時期に欠かせないルアーのひとつで、巻きで食わないバスには止めてフォールで食わせられるのが強み

浦川正則:E

◆『橋脚にサスペンドするバスをデッドスローで巻いて食わせる』

タイニーブリッツMR

「アフターのバスが好む、橋脚や杭などの縦のカバーにはこれ。橋脚はできるだけタイトに、平行に引いてあげましょう。プロダクティブゾーンを長くとってあげるのがコツです。巻き方は中層のデッドスロー。

このルアーはスローフローティング設計で、水平姿勢のままロールが強めに入るのが特徴です。この弱めの動きがアフターの完全に回復し切ってないバスに有効なのです。強いルアーを入れても反応しないバスを拾っていけるのがこの釣りです」

木村翔太:F

◆『連続トゥイッチで食い気のないバスにもスイッチを入れる!』

阿修羅 O.S.P 925SP

「横方向の動きで、小技を効かせながら誘っていけるのが阿修羅。サイズ感もこの時期のベイトフィッシュにぴったりです。狙うのは、水通しがよくて小魚などの多いハードボトム。アクションは細かい連続トゥイッチで、ここぞという場所でステイを入れます。

サスペンドモデルを使うことでポーズを入れて食わせのタイミングを作ってやることが、この時期のバスにはよく効きますね。スピナベやクランクなどで食ってこないような状況でぜひ投げてみてください」

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