2017年6月号
Rod&Reel(ロッドアンドリール)
OSPルアーポイント別 三賢者の選択
今月のフィールド 大規模河川
気温も水温もどんどん上昇し、本格シーズンも目前! 今回は全国の大規模河川を得意とする3人のエキスパートに春の攻略法を紹介してもらったゾ。クセがあるけど答えが出たら楽しい川バスに、ぜひ挑戦しみよう!

北田朋也/利根川水系や霞ケ浦水系を得意とし、ボートも岸釣りも抜群の腕前を持つ

浦川正則/旧吉野川をホームに活躍するスーパーロコ。スイムベイトなどの巻きモノが得意

近藤健太郎/ルアーショップ・ロッドマンを営み、遠賀川で活躍を見せるロコアングラー
5月に入ればアフターバスの荒食いが期待できる!
「4月後半から5月前半にかけては、バスはスポーニングの全盛期です。そして5月中旬以降は産卵を終えて積極的にエサを追い回すようになり、荒食いのような状態で1年の中でも楽しい時期になりますね。
ではまず産卵時期について、川のバスはどのような場所でスポーニングをするのか? 私のホームフィールドである遠賀川は、水質はマッディで地形はストレート、大きなカーブや逆ワンドなどの地形変化も少ない。また、潮汐による水位変化はほとんどありません。そうなると、バスが一番ベッドを作りやすいのが流れを遮ってくれる消波ブロックの中。全国的に大規模河川では、逆ワンドの中や流れの静かな砂地のエリアなどがスポーニングエリアになりますので、そういう場所を狙っていきましょう。ちなみに、タイダルリバーの場合、干上がってしまうようなドシャローには作らないですよ。
そして産卵後、最初に話したように、バスはスポーニングで体力を使っているので、体力回復のためにエサを活発に追うようになります。ベイトを追って上流域にも差していくようになり、ひと口でしっかり栄養補給ができるようなバルキーなエサを模したルアーなども効いてくるようになります。
◼大規模河川
利根川や遠賀川、旧吉野川、長良川などに代表される大規模河川。潮汐の影響を受けて流れの強さや水位が刻々と変化するフィールドも多い。流れのなかで暮らし成長してきたバスは筋肉質で引きが強いのが特徴

A:『巻いて止めてを繰り返してボトムの起伏をしっかりトレース』
ブリッツ
「ボトムの起伏をタイトにスローに攻めたい時はクランクベイトの出番。沈んでしまうスピナーベイトでは拾いきれないボトムの起伏にいるバスを狙います。ゴロタ石や岩が落ちていたり、こぼれブロックがある場所は魚が回遊しやすく、バスがスポーニングをする場所でもあります。ボトムを軽くタッチするような感じで、ゆっくり巻いてきましょう。ボトムに当たったら止めて浮かして回避させ、また巻き始める。この動作の繰り返しです」

ブリッツ

浦川正則
B:『広い範囲を強いアピールでバスを引き寄せるパイロットルアー』
ハイピッチャー3/8オンスTW
「産卵を意識してステージングエリアとシャローを行き来しているバスを、いかに早く探っていくかとなると、やはりスピナーベイトが一番効率的ですね。消波ブロックが多いエリアをメインに、とくに根がかりやすい場所ではどんどん投入していきたいです。狙うのはメスバスで、朝夕は特にバスはシャローに差してくることが多いですよ。ボトムから中層を意識して、ボトムにたまに当てるくらいのイメージで、ミディアムからスローに巻いていきましょう」

ハイピッチャー3/8オンスTW

早春からハイピッチャーはかなり活躍しており、岸釣りでもボートでも釣果を上げている

北田朋也
C:『水質が綺麗な場合はナチュラルなシャッドプラグが活躍』
ハイカットF
「スポーニングを意識したバスは逆ワンドの入り口やその周辺でウロウロしていることが多いので、そこを狙います。アクションはただ巻くだけで、スピードはやや速めから高速巻き。速く動かす理由は、バスがナーバスな時期なので、じっくり見せるよりは反射的に口を使わせたいからです。ボトムをタッチするタイミングを作って、かつ根がかりを回避させたいのでFモデルをチョイス。冬から引き続きまだ水質がクリアなことが多いので、アピールがナチュラルなシャッドプラグが効きますよ」

ハイカットF
D:『ソフトベイトとハードベイトの中間のナチュラルアピールで誘う』
ブレードジグ3/8オンス
「クランクベイトやスピナーベイトでは強すぎるという時はブレードジグを投入。風がない状況やクリアな水質の場合は、ソフトベイトとハードベイトの中間的なこのルアーが活躍します。ブレードジグは一般的なチャター系ルアーよりもナチュラルなのがいいですね。フラットエリアのブレイク沿い、ボトムレンジを狙いつつ根がかりに気をつけながら巻きましょう。ルアーの抵抗をしっかり感じながら、浮きすぎないようにしてレンジをコントロールしつつ巻いてくるのがコツです」

ブレードジグ3/8オンス

浦川正則
E:『護岸際に着くバスをフォール・着底・シェイクの3パターンで食わせる』
ドライブクローラー4.5インチ(ネコリグ)
「使うリグはネコリグで、シンカーは1.3〜3.1gの間までを広く使い分けます。スローに落とす時がいいこともあれば、速くストンと落ちるときに食うこともあるので、やや重めのシンカーも用意しておきましょう。護岸の中はえぐれているので、その中にサスペンドしているバスを狙います。垂直フォールに反応する場合、着底の倒れ込みアクションで食う場合、ボトムのシェイクで口を使う場合の3パターンがありますね。シェイクはしつこくせず、すぐにピックアップして次のポイントを狙いましょう」

ドライブクローラー4.5インチ(ネコリグ)

近藤健太郎
F:『杭にサスペンドするバスをスイミングで口を使わせる』
HPシャッドテール4.2インチ(ネコリグ)
「巻きモノである程度ピンスポットを把握できたらワーミングで丁寧に探っていきます。とくに縦に伸びるカバーなどにサスペンドするバスには有効ですよ。タイトに攻めたいのでフックはガード付き、シンカーは0.9から1.5gくらいを水深で使い分けていきます。連続した杭エリアでは、ボトムまで落としてそこからロッドで持ち上げながらスイミングさせて、またフォールの繰り返し。シャッドテールを使うことで、バイブレーションさせながらスイミングでアピールさせます」

HPシャッドテール4.2インチ(ネコリグ)

北田朋也