2017年5月号

Rod&Reel(ロッドアンドリール)

Text by Nishimura Jyugo Illustration by Ogura Takanori

O.S.Pルアー ポイント別 三賢者の選択
今月のフィールド ハイランドレイク

全国のO.S.Pプロスタッフが季節とポイントに応じた釣りを紹介するこのコーナー。今回は早春のハイランドレイクが舞台。春を意識しつつもまだまだ天候によっては寒さも残るこの時期をどうやって攻略していくのか注目して欲しい。

今月のフィールド|ハイランドレイク
河口湖や山中湖、芦ノ湖に代表されるような、標高の高い場所に位置する湖が今回の舞台。標高が高い分、気温が低いので季節の進行が遅いのが特徴。しかしながら、この時期はビッグバスが狙える時期でもあるのでぜひとも挑戦したい

川上記由
山中湖をホームとし、サイトからディープまでトーナメント思考の釣りを展開する

高原 清
オリジナリティ溢れる釣りで、大会で圧倒的な強さを誇る芦ノ湖のスペシャリスト

林 晃大
ホームは長野県・野尻湖や山口県・川上ダム。ムシパターンやシャッドキャロが得意

ハイランドレイクは平野部より1カ月遅い季節感で釣りをしましょう

標高の高いフィールドは関東平野にあるようなフィールドに比べるとまだまだ水温は低め。季節感は1ケ月ほど遅れます。4月ですとまだ、三寒四温にあわせてバスがレンジを激しく上下動する時期です。暖かい日が続けばバスはシャローに上がってくるし、逆に冷え込みが続けばバスのレンジも下がっていきます。

水深2〜3m前後にあるファーストブレイクを境目に、上か下かというのを意識しています。まだまだ寒い時期ですが、暖かい日が続いたらシャローが狙いめです。ただ、まだバイトは本気ではないので注意して丁寧に誘う必要があります。この時期でも、一気に冷え込むことがあるので、そうなったらもっと冬寄りの釣りを中心にバスを探していきましょう。

シャローならシャロー、ディープならディープで、考え方を変えながら両方のバスを攻略していく必要があります。当然、シャローに上がった比較的食い気のある魚を狙うのがベストですが、誰もが暖かい日に合わせて釣りに行けるわけではありませんし、トーナメントが開催している日を選ぶこともできません。どんな日にあたってもその状況をどうアジャストしていくかに、自分は楽しみを見いだしていますね。

A「シャローに上がった食い気のある魚を狙って」

ルドラSP

川上記由
「狙うのは水中に張り出した岬など、何もないフラットエリアよりは地形変化がある場所。水温上昇によりバスがシャローに上がったタイミングを狙う釣りです。使うのはルドラで、大きさで魚を引っ張れてリアクション効果もある。アクションは、グリグリと巻いて止めたり、あとはロッドをちょんちょんと煽るくらいの弱いジャーク。ラインを巻き取る間がポーズになっている感じです。このパターンで、トーナメントでも勝ったことがありますよ。音を抑えたいときは固定重心のスペック2を使うこともあります」

B「冷え込んだ時にはまだまだ欠かせないメタルバイブ」

オーバーライド3/16オンス

林 晃大
「急な冷え込みでバスが一段下に落ちた場合はメタルバイブの出番。オーバーライドは三寒四温の寒ではやっぱり外せません、カケアガリの下を狙って、アクションはリフト&フォールでレンジを刻みながら落としていく。リフト時にあまり大きくあげすぎると、次のフォールで深くまで行き過ぎるので、小刻みに丁寧に探っていきましょう。3/16オンスをメインに、狙う水深で重さは変えていきます。冷え込んでいないタイミングでしたら普通にバンク沿いを撃って巻いていってもよく釣れますよ」

C「レイダウンの横でサスペンドさせてジワジワ誘う」

アイウェーバー74SSS

高原 清
「芦ノ湖はこの時期、3〜5mに沈むレイダウンが重要なキーのひとつになります。これは、そのレイダウンを狙ってアイウェーバーをラインの重さでじっくり沈ませていき、真横で止めて誘うパターンです。ラインテンションを細かく調節しながら、ルアーを移動させずにテールだけを動かすように操作します。SSSよりもさらにゆっくり沈んで欲しい場合はFモデルをチューンして使うこともありますよ。特殊な使い方なのですが、早春にはスゴくよく効くパターンです」

D「枯れウィードを狙ってワームのようにスローにアクション」

ハイカットSP

川上記由
「ファーストブレイクに隣接する、冬の間も完全には枯れずに残っているウィードパッチが狙いめ。アクションは、ウィード付近まで潜らせて巻いて止めての繰り返し。ウィードまで到達するか、ここぞというスポットにきたらそこでロングポーズ。ワームをイメージして使ってもらうといいと思います。ステイ時間はまちまちで、数秒のときもあれば、冷え込んだ時には30秒以上待つこともあります。逆に、サカナの活性があれば止めずにそのまま巻き続けて使ったりもします」

E「ロープに引っ掛けて水中チョウチン状態で誘う」

O.S.Pジグゼロフォーシンクロ

高原 清
「係留船などから水中に伸びたロープを狙って、そこにサスペンドするバスを釣るパターン。ロープに引っ掛けて水中でチョウチン釣りをするような感じで誘います。使うのは、ナチュラルに誘いたいので1g、芦ノ湖なのでトレーラーはポークを使用します。カラーは自分がプロデュースしたKTダークスモークシリーズがオススメですね。基本は放置ですが、ラインテンションだけでラバーを小刻みに震るわせるように操作していきます。あまり大きくアクションさせるとバスは警戒してしまうので注意」

F「ワームじゃ反応しないサカナを獲れる春の定番巻きモノ」

ハイピッチャーMAX3/8オンスDW

林 晃大
「立ち木やブッシュやレイダウンなど、何かしらサカナがついている、もしくは魚がさしてきている場所を狙ってスピーディーに展開していきたいときのチョイスです。カバーにときおりコンタクトさせてリアクションバイトを誘いましょう。巻きスピードはレギュラー。目で見えるか見えないか位の水深2m前後をトレースすることが多いです。重さは3/8オンスをメインに、フラッシング重視のダブルウィロー。ひったくるバイトも多いのでトレーラーフックを付けるようにしていますね」

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