第1章 揖斐 憲
『サイゾー』の場合
・ブログメディア「日刊サイゾー」の立ち上げ
・ポータルサイトで、記事配信
・女性の読者も拾いたい。「サイゾーウーマン」
・ユーザーの嗜好に合わせた媒体でマネタイズを図る
・デバイスに合わせた見せ方が重要
第2章 竹田 茂
出版、雑誌に未来はない?
・有料コミュニティで失敗
・出版社は、最低の「お客」
・新しいパブリッシャー、新しいメディアとは
・リソースの断片化
・求められているのは、消費しやすい形での情報提供
第3章 池田 稔
出版とITの狭間で思うこと
・雑誌の世界から書籍、そしてITと出版を繋ぐ立場へ
・日本電子出版協会の発足に思うこと
・出版社で電子出版事業が進まない4つの原因
・ITと出版の融合が広がる
第4章
パネルディスカッション
1、ニッチなメディアに可能性が
2、朝日新聞「Astand」の「WEB新書」という例
3、Webで価値のあるパッケージ
質疑応答
1、ブログやTwitter…、やりたくないならやらなければいい
2、取り次ぎの今後の役目とは
3、Webの世界でウケるネタ、ウケないネタ
4、書籍、雑誌の電子化。見るべき重要なポイントは?
5、一読者として、読んでみたい電子コンテンツ
6、電子化に向けて、今後の取り組み
ナビゲーター
株式会社富士山マガジンサービス 小西克博
OVALLINK代表 橋本大也
講演者
株式会社サイゾー代表取締役 『サイゾー』編集長 揖斐 憲
株式会社ワイアードビジョン代表取締役 竹田 茂
元「マリ・クレール」編集長 池田 稔
プロフィール
揖斐 憲(いび・ただし)
http://www.cyzo.com/
1972年生まれ。専門学校在学時より、雑誌『ワイアード』(同朋舎出版)編集部でアシスタントとして従事。1998年より、同誌編集長が立ち上げた㈱インフォバーンにて、『サイゾー』の 編集に携わる。2002年より、同誌編集長。2007年に㈱インフォバーンより独立し、㈱サイゾーの代表取締役も兼務。「日刊サイゾー」など、Webメディアも展開中。
竹田 茂(たけだ・しげる)
http://wiredvision.jp/
1960年生まれ。日経BP社(社名・㈱日経BP)でのインターネット事業開発を経て、2004年にスタイル㈱を設立、Webコンサルティング業務に携わる。2007年4月、㈱ワイアードビジョン代表取締役に就任。
池田 稔(いけだ・みのる)
1961年生まれ、福岡県出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
㈱流行通信社(現・㈱INFASパブリケーションズ)に入社。雑誌『流行通信』の広告担当を経て、㈱世界文化社に転職。『MISS』『家庭画報』『MEN’S EX』の編集部に在籍。2000年『MISS』の編集長に就任するが、3ヵ月であっさり退任。縁あって㈱角川書店(現・㈱角川グループパブリッシング)に転職。『マリ・クレール 日本版』 編集長に就任。2004年『マリ・クレール』契約切れとなったが、そのまま㈱角川書店にとどまり、2010年3月まで、書籍、ムック担当。
現在、 いくつかの編集プロダクション、広告代理店と契約し、編集プロデューサーとしてスタート。最近話題の《電子書籍》について、某大手IT企 業のアドバイザリースタッフとして参加。
小西克博(こにし・かつひろ)
FujiyamaFujisan on Twitter
大学卒業後に渡欧し、編集と広告を学ぶ。共同通信社を経て中央公論社で『GQ』日本版の創刊に参画。『リクウ』、『カイラス』創刊編集長などを歴任し、現在は㈱富士山マガジンサービス顧問・編集長。著書に南極・北極を旅した『遊覧の極地』など。
橋本大也(はしもと・だいや)
http://www.ringolab.com/note/daiya/
オーバルリンク代表。データセクション㈱取締役会長。起業家、ブロガー。デジタルハリウッド大学教授。多摩大学大学院客員教授、早稲田情報技術研究所取締役などを務める。著書に『情報力』(翔泳社)、『情報考学-WEB時代の羅針盤213冊』(主婦と生活社)、『アクセスを増やすホームページ革命術』(毎日コミュニケーションズ)などがある。
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0円(税込)
2号 (発売日2010年08月20日) -
※こちらの商品はデジタル雑誌です。紙の雑誌ではございません。
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◆ 対応端末PC・iOS・Android (印刷可)
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◆ 特記事項
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fujisanデジタル新書 書籍の内容
- 出版社:富士山マガジンサービス
- 発行間隔:不定期
これ1冊で電子書籍の「今と未来」が完璧に分かる!
「こんなに儲からない商売もほんとうにないなっていうくらい、儲からない商売なんですよ。」「小説は10年後に読んでも古びないことがあるし、10年後に再読したら新しい発見がある。そういうちょっと特殊な出版物だと思うんですよ。」「高齢化社会に行く以上、文字を自由自在に拡大縮小できる電子書籍に行かざるを得ないと思っています。文字を大きくできれば、もっとみんな読むんです。」作家、編集者、ジャーナリストのそれぞれの立場の電子書籍論。