木村孝(染色研究家)の絶筆となった本書をきものファンに贈る!
生涯きものへの愛着と情熱を燃やし続けた彼女が残した最後のメッセージ。
日本の伝統芸能や文学の素養を基に語る、木村孝の「きものの心」を次世代に。
長年にわたり、きものの仕事を通して身に着けた「和装の本流とは何か」を、
季節ごと、場面ごとのきものの着こなしや日本文化と織り交ぜ、エッセイ中心に綴った珠玉の一冊。
第一章 和装の約束ごと
第二章 折節のきもの
第三章 季節と意匠
第四章 四季の色をまとう
第五章 品格ある和の装い
第六章 文様の楽しみ
第七章 暮らしの歳時記
衣の声 きものの本流を見つめて
はじめに
目次
第一章 和装の約束ごと
◆祝儀の装い 仲人・媒酌人を頼まれたとき
親族の女性が出席するとき
六月の披露宴の装い
夏の着こなしと心がまえ
◆紋のこと 家の紋章
白と黒の美しい意匠
男性の礼装と略礼装
◆羽織るもの 情趣ある羽織姿
着用の機会が多いコート
第二章 折節のきもの
◆新春の装い 晴着をまとう喜び
染め帯のおしゃれ
◆色無地の楽しみ 初めて作る色無地のきもの
色無地の着こなし
◆盛夏のきもの 透ける生地の涼感
夏のきものと夏帯の取り合わせ
◆眠っているきものを新しく 粗末にしない精神
● 和装つれづれ ① けったいな話
② 左と右
四季の美を詠う
第三章 季節と意匠
春から初夏の季節柄
初夏から盛夏、初秋の季節柄
秋の季節柄
冬の季節柄
● 孝の覚え書き 小物も格と雰囲気を合わせて/丸帯を現代に生かす
第四章 四季の色をまとう
桜色をまとう
青色をまとう
黄色をまとう
茶色をまとう
きものの「格」/帯や袖先に心配りを
第五章 品格ある和の装い
◆装う場と季節の調和 小袖と振袖
初釜の装いと心得
女紋のこと
ひとえに着やすい型染のきもの
帯の移り変わり
帯の選び方と取り合わせ
紬のきもの
織絵羽のきもの
礼にかなう装い
◆優美に着こなす 雨のコート
夏のきもののこと
洗えるきもの地
針と糸
しつけ糸
裾廻しの今昔
③ 京の地名
④ 秋の彼岸
第六章 文様の楽しみ
雪文様
梅に学ぶ
橘文様
鏡裏文
波文様
扇と要
襷を掛ける
異国ぶり
第七章 暮らしの歳時記
百人一首
着更着
菜の花
十三詣り
葵祭のこと
夏安居―夏の修行
秋の行事ときもの
歳末のひととき
⑤ 老婆心で言えば
⑥ きもの供養
終わりに
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