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《戦後75年目の夏》
昨年リニューアルされた広島平和記念資料館
ヒロシマの名は世界に知られています。
唯一の被爆国である日本で、私たちは誰もこの地で何が起き、
ここから何を伝えるべきかを知っておくべきです。
広島平和記念資料館は1955年8月24日に開館しました。
戦後、人々に戦争の恐ろしさや苦しさ、
もう2度と戦争はしてはいけないという意味を込め
人形などを使った再現や、実際の被爆資料が展示され、
来館する人たちに大きな衝撃を与えました。
私は高校生の頃、修学旅行で広島に訪れた際に広島平和記念資料館に行きました。
戦争の恐ろしさに触れて、数十年前に実際に起きたことなのかと
信じられない…という気持ちと、ショックでいっぱいでした。
2017年4月に東館に次ぎ、2019年4月に本館リニューアルをした広島平和記念資料館。
人形を使った再現は辞め、実物資料を通した”個人”の情報を重視したそうです。
主任学芸員の落葉裕信さんは、
「当時を直接知る人もいなくなった今、そこに生きていた一人ひとりを知り、自分事として感じていただけるよう配慮しました」
と話します。
投下前後の映像を投影する大きな市内模型から多くの被災資料、
核兵器の危険性、広島の歩みと続く展示は国籍を超え、多くの人々に訴えかけます。
戦後75年の今年、もっと歴史や戦争について知り、考え、
戦争を知らない世代ばかりのこれからの未来に繋げていく必要があります。
本誌では戦後75年目の今から見た、戦争や日本についての記事がまとめられています。
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