
PRESIDENT(プレジデント)
《茂木健一郎解説》
昨今の漠然とした不安や悩みの根源は『暇な時間』!?
コロナ禍で漠然とした不安や悩みを抱えている人は多いかもしれません。 2020年の自殺者数は前年比912人増(4.5%増)の2万1081人と11年ぶりに増加。 エッセンシャルワーカーで感染のリスクにさらされている方、 飲食業や観光業の従事者で収入が減った方のように コロナの影響を直接的に受けて苦しまれている人もいますが そうした影響を受けていないのに、不安や悩みが絶えなくなった人も少なくありません。 脳科学者の茂木健一郎さんが、プレジデントにて漠然とした不安について解説しています。不安の原因は時間
不安の原因はおそらく、時間。
外出自粛やリモート勤務で多くの人は自分の時間が増えました。
しかし、時間ができることは必ずしも喜ばしいことばかりではありません。
むしろ本来なら悩まなくてもいいようなことを考える余裕ができ、 ストレスが高まっている面があるといいます。
「僕は日々、不安や悩みをほとんど感じることなく生活できています。なぜなら朝起きてから夜寝るまで、ずっとToDoリストが頭の中を占めているから。自分が置かれた状況は、つねにダイナミックに変化します。その都度、タスクの優先順位を考えながら一つずつ対処していくと、とてもじゃないけど悩んでいる暇なんてない」
やるべきタスクに追われているとストレスが溜まるのではないかと考える人もいるのではないでしょうか。
それは茂木先生によると事実ではないといいます。
心理学者のミハイ・チクセントミハイはフロー理論で、 集中していろいろなことをやっている状態がもっとも喜びを感じる状態だと指摘しています。
忙しくて目の前のことに集中しているときのほうが、不安や悩みを持ちにくい、ということです。
コロナ禍は私たちに時間を与え、 ただ、余りある時間が私たちを目の前の物事に集中することを妨げ、 以前なら目に留めなかったことに意識を向けさせるようになってしまった… それが昨今の不安や悩みの正体、ということです。
それでは、不安を抱える人たちが「いまここ」に集中するにはどうすればいいのでしょうか。 本誌では、今ブームとなっている『サウナ』を一例に挙げて解説しています。 こちらからお読みいただけます。

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