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ロボットとの共生はもうすぐそこ!
『ドラえもんを作りたい』研究者に聞く未来
日本でロボットが活躍し始めたのは、1970年代から。 高度経済成長期で労働力の不足を背景に、工場で人に代わって 製品の組み立て作業などを担う産業用ロボットが普及していきました。 現在、私たちの周りには自動で床をきれいにしてくれる自動ロボットや 会話ができる人型ロボットなど、個人との関わりが多いロボットがたくさん出てきています。 そして近年は人工知能(AI)を搭載したロボットの開発が進んでいます。 人工知能技術の進歩によって、コミュニケーション能力や判断能力が向上し、 ロボットは自ら考えて行動できるところまで進化しています。 今回は、「ドラえもんをつくりたい」という幼い頃からの夢を叶えるために 日々研究を重ねている、日本大学文理学部助教の大澤正彦さんに 人とロボットの未来についてのインタビュー記事をピックアップします!ドラえもんをつくりたい
Q.大澤さんは今はどんな研究をしているのでしょうか。 「ドラえもんづくりにつながる研究として、ミニドラのようなロボットをつくっています。ミニドラは原作に登場するキャラクターで、『ドラドラ』や『ドララ』しか話せません。でも、漫画の中では、周りの人がミニドラの意図をちゃんと読み取ってコミュニケーションが成立しています。このような『ドラドラ』だけでコミュニケーションがとれる会話システムを実現したいと考えています」
Q.どうしてドラえもんをつくりたいと思ったの? 「物心ついた頃から持っていた夢なので『いつ?』『なぜ?』と聞かれても覚えていません。ドラえもんをつくるために生きています。でも一番大切な夢であると同時に、大きな壁でもありました。つくりたいのに実現するすべがない。誰も本気にしてくれないし、笑う人もいる。思いだけが募って苦しくて、人生が輝くイメージを持てずにいました。人前で夢を語れるようになったのはここ数年の話です」
Q.『将来、ロボットに仕事を奪われる』という話を聞きます 「人工知能の研究では、シンギュラリティー(技術的特異点)が議論のテーマになることがあります。この時、よく耳にするのは『2045年にシンギュラリティーが起こる』という言い方です。でも、技術革新とは本来、人間が”起こす”ものです。受け身にならず、未来の技術に向き合うべきです。仕事も”奪われる”と恐るより、”代替”させていくと考えてみてください。技術の力をうまく使い、良い未来にしようという志を持つことが大切です」
これからはロボットと『共生の未来』になっていきます。 2020年版の科学技術白書は、2040年の社会を予測し、約50の新技術を紹介しています。 予測によると、2027年には橋などの建造物が自動で組み立てられたり 2029年にはロボットが畑で野菜や果物を収穫し、ドローンが家まで運んでくれます。 2033年、遠隔地のロボットを自在に操る技術などで その場にいない人と一緒に活動できるようになります。 こうしたロボットと生きていく未来がすぐ近くにあります。 本誌では、これまでに暮らしを支えてきたロボットの紹介や そもそもロボットができること、苦手なこと、作り手のインタビューをお読みいただけます。
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