
日経ウーマン
女性リーダーの私が泣いた日
『コロナ禍の波乱の船出で見つけた私らしいリーダー像』
スノーピーク代表取締役社長・山井梨沙さん 父がアウトドア製品メーカーの『スノーピーク』の社長の山井さん。 60歳の父から事業承継を切り出され、当時30歳だった梨沙さんは 「え?私が社長?」と耳を疑ったと言います。 スノーピークは梨沙さんの祖父が新潟県燕三条に創業し、 後を継いだ父が現在の社名に変え、会社を拡大しました。 梨沙さんが3代目に就任したのは、緊急事態宣言の直前。 個人消費が激減した波乱の船出となりました。 しかし、1年後の2021年3月、彼女は株主総会で167億円の過去最高の売上高を報告。 3密を避けたキャンプの需要拡大が要因ですが、 逆境の社長交代で梨沙さんが悩み、もがき続けた結果の表れでもありました。
コロナ禍で直営店の9割が休業という不測の事態になり、
会長の父親が指揮を執り、倒産回避のため資金繰りに奔走する一方 梨沙さんは部署横断型プロジェクトチームを立ち上げ、動画コンテンツを配信。
電話をかけてECサイトの存在をユーザーに知らせるように、
休業店舗の120人のスタッフに指示しました。 コロナで自然との関わりの重要性に気づいた人々も誘導でき、 10万人の新規顧客につなげました。 しかし昨秋、梨沙さんは体調を崩して2週間静養します。 「父はカリスマ性があるリーダーシップ型。私は周りの意見を聞いて協力してもらうフォロワーシップ型。分かっていたけれど、父と自分とを比べてしまい、自信を失いました」 『自分の役割は何?』と必死で考え、 立ち返ったのは『新しい価値を生み出し続けること』という 入社時から貫いてきた原点だったそうです。 復帰後、自分ができることとできないことを役員に伝えたといいます。 「『社長にはスノーピークの未来をつくってほしい、現場は自分たちが頑張るから』と共感してくれて。孤独から解放されました。みんなで協力し、共に成長する。そんな私らしいリーダー像で、”衣・食・住・働・遊”といった視点から、豊かな自然志向の人生価値をお客様に提供していきたいです」
梨沙さんのミッションは『スノーピークで世界を変える』。 そんな梨沙さんを支えるアイテムや心の支えなどもインタビューで答えています。 こちらからご覧いただけます。
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