
Harper’s BAZAAR(ハーパーズ・バザー)
【石井ゆかり×ジェーン・スー】『風の時代』で変わった女性たちへの取り巻く空気
2020年12月22日、世界は風の時代に突入して200年ぶりの転換期を迎えました。 その1年目である2021年に私たちが体験したことの意味、そして2022年はどうなるのでしょうか。 星占いの石井ゆかりさんとコラムニストのジェーン・スーさんが対談します。
・風の時代とは、いったい何だったのか?
ジェーン・スー:去年末くらいから、雑誌やインターネットで『風の時代』『200年に一度の節目』と言われるようになって、1年くらいたちましたが、土から風になったんですよね。土が物質やお金、地位、名誉……それが風になった。風は何を表しますか? 石井ゆかり:『地』つまり『物質ではないもの』とよく言われますが、知識や情報、移動、コミュニケーション、人間関係を含むあらゆる『関係』を象徴するのが『風』ということになっています。とはいえ『風の時代』はまだ入り口なので、200年くらいたって次の時代が来るころ、初めて『風とは何だったのか』がわかるのかもしれません。 実は正直、今の時代や世の中のことを話すのには、抵抗を感じるようになりました。というのも、時代が変わったと感じる出来事はいろいろありますけど、世界中が一瞬で変わったのは今回のコロナくらいだと思うんです。『これから風の時代に変わるよ』と言ったとたんに『コロナ』で、ちょっとひるみました。ウイルスが風に乗って広がって、みんながソーシャル・ディスタンスで風通しがよくなって、人やもののかかわり方もがらっとかわった。 コロナはまさに『風』的な事象です。占いに変な説得力が出ちゃったな、と怖くなりました。 ジェーン・スー:こういう状況になって、女性たちを取り巻く空気がふわっと軽くなった気がします。地の時代的なものへの偏重に対する反発が女性たちのなかにあったと思うんです。そこでは自分たちが低い一に置かれていたり、望んでいないのに地位や名誉を求めるレースに参加させられたりしていて「嫌だな」と思っている人たちが、「ゲームのルールが変わった!」とパッと顔が明るくなった気がします。 もちろんウイルスは不安だけど、風の時代と言われたことで、心の支えになったり、乗り越えられた人はいたんじゃないかな。 石井ゆかり:これまでの『地の時代』を支配していたのが物理的力なら、風は働きかけを象徴します。例えば暴力はまさに物理的ですし、お金も『物量』ですよね。そういう力のルールが変わっていく ジェーン・スー:それによって今までのゲームでは勝てなかった人たちが勝ちにいきやすくなるかなと思います本誌では、これまでの『地の時代』と今の『風の時代』について お二人が占いの視点から世界や社会について語っています。 こちらからお読みいただけます。

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