孫正義の『資本論』ソフトバンク、巨大ファンドの内幕

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孫正義の『資本論』ソフトバンク、巨大ファンドの内幕

 
通信会社からビジョン・ファンドを核とする投資会社に姿を変えたソフトバンクグループ。
2020年度に5兆円という空前の利益をたたき出し、いよいよ軌道に乗るかと思われましたが
中国経済の統制強化、金融緩和の正常化など、逆風がにわかに激しくなってきました。
 
それでも「資本家・孫正義」が見つめる未来は変わりません。
世界中のユニコーンを束ね、人工知能(AI)がもたらす情報革命の担い手になることを目指します。
巨大ファンドをどう運営し、世界をどう変えようとしているのでしょうか。
日経ビジネスの編集長が孫正義氏に直接インタビューを行っています。
 


「いかがわしく」あり続ける


 

 
ソフトバンク・ビジョン・ファンド創設から5年、
人工知能(AI)のユニコーン群をつくる「群戦略」の達成度は何合目ぐらいでしょうか。
 
まだ1合目ぐらいですかね。始まったばかりです。
ビジョン・ファンドの投資先だけで約400社、それ以外にもソフトバンクやヤフー、PayPayなど以前からある日本の会社も含めると、
お互い切磋琢磨したり、協力しあったりというシナジーが生まれ始めているのではないかなと思いますね。
 
2021年の株主総会で、「情報革命の資本家になる」と表現しました。
その真意はどこにあるのでしょうか。
 
ソフトバンクを「投資を中心とした企業に変えていく」と宣言してから3~4年たちます。
説明が長くなるので「投資会社になる」と表現していましたけど、
僕は投資家でなく資本家になりたいと思っていました。
 
投資家と資本家は決定的に違います。
投資家にとっては、いかに安く買って高く売るかが唯一の正義でありゴールだと思うんですね。
一方、資本家はお金ではなくて未来をつくる。
 
ジェームズ・ワットやトーマス・エジソン、ヘンリー・フォードなどの発明家、起業家が
産業革命をけん引しましたが、彼らとビジョンを共有しリスクを取ったロスチャイルドのような資本家がいた。
日本でも幕末や明治維新のころは三井や三菱、渋沢栄一などの資本家が新しい会社をどんどん興していきました。
 
そうして両輪で未来をつくりにいった結果、人類に有益な結果を生み出したんだろうと思うんです。
AI革命の担い手である起業家、発明家とビジョンを共有して、人類の未来をつくりたい。
それが我々のゴールであり正義なんです。
 


 
本誌ではインタビューの続きが掲載されています。
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