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社員の意識改革が実を結び、右肩上がりで来場者数が増えていた『サンリオピューロランド』。
コロナ禍で大きな打撃を受ける中、もうコロナ前には戻らないとの覚悟で動き出しました。
変革を果たしたサンリオエンターテイメント社長の小巻亜矢社長は
『傾聴力』を武器に最成長を誓います。
園内と園外で楽しめるピューロランド
新型コロナウイルスの影響でエンターテインメント業界は大きな打撃を受けています。
「テーマパークのビジネスですから、人が移動できないという問題が直撃しました。それまでは業績が右肩上がりになってきて、このまま健全な経営状態をキープできるような組織やコンテンツづくりのサイクルを形成しつつあったんです。それが一度ガラガラと崩れてしまった。利益面でも大打撃でしたし、組織の戦略も考え直さざるを得なくなりました。
ただ自分たちの強みを見直すきっかけにもなりました。最近『メタバース』という言葉が一気に広がりましたが、私たちもコロナ前から未来的な戦略としてスタートしていました。それを、この2年間で一気にスピードアップして実施にこぎ着けられた。キャラクターたちのパワーが一番の強みですから、お客様が来場できなくてもキャラクターとの接点を途切れさせないことが不可欠でした」
キャラクターと1対1でビデオ通話できるサービスが2分間で4000円と聞いて驚きました。
「私たちもかなり迷いました。休館中に無料の配信などもしていたのですが、実はお客様から『ピューロランドを応援したいので有料にしてほしい』という声もあったのです。それで、リアルでやっているのと同じ価格設定にしてみました。ふたを開けたら非常に好評で、あっという間に完売するような状況でした。
オンラインだからこその没入感で『びっくりするぐらい感動できた』という声もありました。デジタルがリアルの楽しみを補完するだけではなく、デジタルならではの楽しみ方があるという手応えを得られました」
ポストコロナ時代のテーマパークののあるべき姿は見えていますか。
「それはすごく明確で、園内と園外の両面で楽しんでもらうことです。
リアルに来場して園内で楽しんでもらう部分では、衛生管理など今までにない接客スキルが求められると思います。そこに気を付けながら、いかに安全にリアルの希少価値を楽しめるようにするかが大事になります。
園外ではデジタル系のコンテンツづくりや、お客さまと一緒につくる、共創していく楽しさを提供する部分に取り組んでいきます。テーマパーク事業のライセンス化も進めていきたい。そのためにも、リアルのピューロランドを充実させる必要があります。
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