
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。

ポーラの及川美紀社長は、2020年1月にポーラ初の女性社長に就任後、
すぐに新型コロナウイルス禍に見舞われました。
厳しい環境かで基幹ブランドの刷新を成功させ、次は海外売り上げ比率50%を目指して奮闘します。
日経ビジネス電子版では、「一生働く」と決め、女性活用のモデルとなったリーダーの姿に迫ります。
いかに商売を止めずに、感染を防ぐか
社長に就任された直後の新型コロナウイルス禍でした。
改めてこの2年半を振り返っていかがでしょうか。
「一番心配したのは商売を止めずに、いかに従業員とビジネスパートナーの感染を防ぐかでした。
全国の店舗を支えるビジネスパートナーは、日々の化粧品の売り上げから収入を得ています。家賃や生活費の出費は続きますから、資金の貸し出しや、国の補助金を申請するサポートなどを継続してきました」
コロナ禍で基幹商品の危機
テレワークが普及し、外出時のマスク着用が当たり前になりました。
化粧品の需要は落ちたのではないですか。
「需要は分かりやすく落ちました。
ちょうど2020年9月に35年続く基幹ブランド『B.A(ビーエー)』が全面リニューアルする計画でした。
しかし、2020年4月には緊急事態宣言が発令され、テレビCMを制作する撮影クルーが集まれない、記者発表会の予定も組めないという状況に追い込まれ、9月に発売ができるのか。危ぶまれました。
『発売を半年遅らせたらどうか』
『予定通り発売して、鳴かず飛ばずだったらどうするか』
厳しい判断を求められました。
当社は販売訪問などリアルが得意な老舗企業で、デジタルは苦手です。
化粧品のテスターも使えず、百貨店なども店を閉める中で、オンラインで当社の基幹ブランドを販売できるのかという不安がありました。
ただ、私たちの強みはスキンケアにあります。
『肌を衰えさせたくない』という美容の欲求は必ずありますから、お客様に対して本質的なスキンケアの提案を続けました。最終的にはスケジュールを少し後ろ倒しして、2020年9月以降に順次商品の発売を開始しました。
リアルで実施予定だったプロモーションをオンラインに切り替えるため、2020年3月から7月までは突貫工事で体制を構築し、何とかやり切りました。
B.A販売の予算額はコロナ前に掲げた目標から変えまえせんでしたが、結果として予算をほぼ達成しました」
なぜプロモーションがうまくいったのでしょうか。
「やっぱり新商品は皆の希望なんです。『新商品を出すから皆さん動いてください』と、未来に向けた希望を示せた。
そしてお客様にもコロナ禍で色々な行動が制限されるけど、本質的な美容は、スキンケアは、諦めてはいけないという企業のメッセージを伝えることができました」
本誌では及川社長のインタビューの続きをお読みいただけます。
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。






