星野源インタビュー「外的な要因を作ることで自分をハッキングしているんです」

  • 更新日
  • 有効期限 2022.10.04

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音楽家・俳優・文筆家として多忙な毎日をおくる星野源さん。

GQ JAPANでは、自らを常にアップデートし続け、時代と響き合う希代の表現者が
生活と仕事、そして創造の裏側を語っています。

 

“キュン”ではなく“ギュン”

 

 

東京の桜が満開を迎えた、ある麗らかな春の夜。

星野源さんはすっきりとした朗らかな表情を浮かべていました。

4月20日から放送のTVドラマ『着飾る恋には理由があって』の主題歌の制作がようやく山場をこえたのだといいます。

 

「キュンとするラブソングをお願いしますという依頼がドラマ制作側からあったので、ラブストーリーにおけるラブソングっていうものを真正面からやりたいと思って作ってます。でも、どっちかっていうと“キュン”ではなく“ギュン”って感じのサウンドに今のところなってますね(笑)

ど真ん中を目指してるんですけど、自分のど真ん中って感じです。歌詞も今までよりもすごくストレートなものになるんじゃないかな」

 

自宅やレコーディング・スタジオに篭り、昼夜を問わず楽曲を作り続ける日々、
その上、ラジオの生放送や雑誌の取材まであり、
この人はいわゆる“人間らしい生活”をできているのだろうかという疑問が湧き上がります。

 

「うーん、全然できてないですね(笑)」と冗談めかして笑う星野さん。

しかし、ふと考え込むような表情をみせた後、「でもー…」と続けます。

 

「人間らしい生活っていうと、生活をよりよく豊かにしよう、みたいな方向になりがちだし、その考え方もわかるんですけど、仕事だって十分人間らしい営みというか、まさに人間そのものじゃないですか?

やりすぎたらダメなのはもちろんなんですけど、自分の意志で何かを生み出したり、もっといえばお金を稼ぐことって、すごく尊いことだと思うんです。仕事を頑張っていることって堂々と誇っていいんじゃないかなって僕は思うんですけどね」

 

 

「昔から制作を始めると、夢中になってずっとやり続けちゃうんですよね。だから、最近は外的な要因を作ることで自分をハッキングしているんです。

例えば、朝起きたら白湯を飲むって決めてちゃんと毎朝飲むとか、曲作りに根を詰めすぎて歯止めが効かなくなりそうな時は、あらかじめ出前を頼んでおいて、ご飯が届いたら一旦作業を中断して食べる時間を作るとか。

逆になかなか仕事が始められなさそうだなと思ったら、少なくともパソコンだけは立ち上げておいて、いつでもそこに座って作業できるようにしておくみたいなことを意識してやっています。

いや、本当に超基本的な普通のことなんで恥ずかしいですね(笑)。40歳にして、ようやく自分のコントロールの仕方がわかってきました」

 


 

本誌では、さらに深い星野源さんのインタビュー記事をお読みいただけます。

 

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