長澤まさみ「忘れることも前に進むためには大事な気がしている」

映画『百花』に出演している女優の長澤まさみさんが日経ウーマンのインタビューに答えています！

俳優の仕事において日頃から体力や気力を培うなか、長澤さんが活用するのが乾燥野菜だそうです。

「卯の花を作るときも乾燥ニンジンや切り干し大根を使います。日持ちするので、フードロス削減にもなる気がして。おかずは多めに作ると前日の残りが翌日の副菜になり、食卓がずっと豊かになるのです」

料理とともに器にもハマるなか、ある陶芸家の言葉にはっとさせられたことがあるといいます。

「ご飯はお茶碗に、と当たり前に使っていましたが、『器は自由に使っていい』と言われて。仕事も人生も自分を型にはめすぎず、時にははみ出てもいいと思えるようになりました」

記憶を失っていく母とその息子の物語を描く映画『百花』では、息子の妻を演じています。

「“受け入れること”が家族の1つの理想としてありますが、私が演じた役は義理の家族に対してもとても誠実です。記憶もこの映画のテーマですが、私は日々の記憶には執着がなく、むしろ忘れることも前に進むためには大事な気がしていて。たとえ忘れても、自分を振り返ることで人生の問いに気づける。その大切さを今作から感じました」

過去には戻れないから、過ぎたことは考え過ぎない

友人からの一言を大切にしているそうです。

本誌では、お気に入りの食べ物や最近行った旅、学びたいことなどを語っています。

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