《円安で得する人とは?》攻めと守りで乗り切る、円安の二刀流マネー術!

  • 更新日
  • 有効期限 2022.12.28

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続く円安で悲鳴が聞こえるなか、実は円安でもデメリットもあるといいます。

ダイヤモンドZAiで掲載されている、値上げなどデメリットを打ち消す『守り』、
逆にメリットを活かして儲ける『攻め』の二刀流の円安対策を紹介!

 

円安のメリット&デメリットを知る

 

昨今のネガティブな円安報道を見て
「つい最近まで日本は円高に苦しみ円安を望んでいたのでは?」と思う方も多いかもしれません。

そこで改めて円安・円高について大まかに復習してみましょう。

 

外国為替に絶対的な基準価値はないのですが、
1ドルを買うのに100円必要な状態から見て、1ドル75円なら円高1ドル139円なら円安です。

円の金額が小さいほど円高、逆に大きいほど円安なので最初は違和感を覚えるかもしれません。

 

100g=1ドルの輸入肉を買う際、円高なら75円ですみますが、円安なら139円も払わなくてはいけません。

円高とは世界経済の中で円の価値が安く=低下すること。

この場合、円安はデメリットです。

 

ただし、米国株など海外資産を保有する日本の投資家の立場になると異なってきます。

1株1ドルの米国のA社株を保有していた際、
株価は1ドルのままでも円高だと75円に、円安だと139円の価値となります。

この場合は円安がメリットとなるのです。

 

輸出株や海外資産を買えば
円安のプラス面を取り込める!

 

 

円安のマイナス面

 

日本は食材や資材、エネルギーを輸入に依存しているので、
食品やガソリン代、電気料金を皮切りにあらゆるモノやサービスの値上がりが避けられません。

こうして円安が家計を圧迫、広い範囲で国民の生活レベルを低下させるのです。

 

さらなる円安の悲観シナリオとしては、通常は通貨安となると起きる金利上昇が懸念されます。

国の膨大な借金の利払いが急増するなど、超低金利で救われていた日本の財政が一段と悪化して、
社会保障のレベルが縮小したり、家計では住宅ローン破綻が急増したりする可能性も。

 

個人レベルでは円安対策として家計やローンの見直しなど、『守り』を固めておくといいでしょう。

 

円安のプラス面

 

円安の恩恵は、輸出企業や、前述のように海外へ投資している投資家など、一部しかあずかれません。

業績が向上した輸出企業が賃金アップや雇用増、海外投資による利益の拡大で景気がよくなるのが楽観シナリオ。

 

輸出企業に勤めていなくても、輸出企業の株や、海外の株などに投資する投信など
『円安に強い資産』を持っていれば、『攻め』の投資でプラス面を活かせます。

 

 

本誌では、投信や株を通じてドル資産を持つ方法、ポイントを解説しています。

また、iDeCoやNISAを使った資産を効率よく『守備固め』する方法なども。

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