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国内米菓No.1シェアを誇る伝統企業『亀田製菓』のトップにインド人CEOのジュネジャ・レカ・ラジュ氏が就任。
既存の米菓事業の深掘りと、次世代に向けた新しい色の形を追求するビジョンを描きます。
ブランド力や製品を磨き、世界的な食品会社への脱皮を目指しています。
今回日経ビジネス電子版に掲載されているインタビューの一部を紹介します。
発酵・微生物学の留学で日本に
インド出身で、発酵や微生物学を学ぶための留学先として日本を選んだのが来日のきっかけだそうですね。
「私はインドの大学で生物反応工学を学んでいました。修士課程の後、海外のフェローシップ制度を利用するための試験に合格し、どの国に留学しようかという話になりました。
スイスなどいくつかの選択肢がありました。インド人の多くは米国やヨーロッパなど、英語が公用語の国を留学先に選びますが、私は日本の大阪大学を選びました。阪大には当時、世界トップクラスの発酵・微生物学の先生がいましたから、微生物学を学ぶなら日本だろう、と。
それにある先輩から『これからは日本の時代だ』と言われたのも大きかったです。
確かに当時は国内総生産(GDP)は世界2位だし、時価総額ランキングを見ても上位のほとんどを日本企業が占めていました。
あと、治安がよく、安全である点も大事なポイントでした。当時私はすでに結婚して家族がいましたので」
食事に苦労した来日当初
「ですが、来日当初は言葉や食事にとても苦労しましたね。お刺し身とか、生のまま何も調理しないで食べるから『こんなもの食べるのか』とびっくりしちゃった。
その時、ある先生に言われた『形を見ないで口に入れて食感を感じてみなさい』という言葉は今でもとてもよく覚えています。日本に残りたいのなら、食事に慣れなければならない。だったら、これが何の料理なのか見るのではなく、食感を楽しめと。
食感は英語では『texture(テクスチャー)』ですよね。今でも思うのですが、日本は本当に、食感を表す言葉が多いです。
『パリパリ』『シャリシャリ』『まろやか』『ねばねば』『とろり』とか。
以前、実際にどれくらいあるのか数えたことがあるのですが、なんと445もありました。ちなみにこの中で英語に訳せるのは私が見る限り70くらいしかありません。それだけ日本人は食に関する感覚が繊細なのですよ。
本当に先生のおっしゃる通りで、この言葉は私の食の研究のベースにもなっています」
本誌ではさらに、前会長との出会いや亀田製菓に移ったことについても話しています。
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