「ここがあるから、この街によってしまう」胃袋と心を満たしてくれるワインバー(東京・小山)

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いま行きたい店は、和食、イタリアン、フレンチという料理のジャンルに関係なく、
おいしくて、心地よく楽しめる空間。

一人でも二人でも、ゆったり過ごせたり、アラカルトで自由に注文できる店も今の気分です。

 

仕事帰りにふらりと、土曜の午後にゆったりと、さまざまな過ごし方ができるのがやっぱり理想。

dancyuでは、そんな食いしん坊の胃袋と心を満たしてくれるお店を紹介しています。

 

今回はその中からアットホームかつ新鮮な刺激と発見があるワインバーを紹介します。

 

ワインバーWEST(小山)

 

 

落ち着く空間と刺激的なワインたち

 

アットホームでありながら、いつ訪れても新鮮な刺激と発見がある、というのが何度も通いたくなる店の絶対条件ならば
『ワインバーWEST』ほどズバリなお店はないでしょう。

 

西小山駅から徒歩4分の遠すぎない距離、アーケードの突き当たりの住宅街という立地など
便利で居心地がいい場所に存在しています。

アーチ状の天井が洞窟っぽくて落ち着き、カウンターの高さや軽快なBGMなどすべてが絶妙のひと言。

肩の力が抜けて思わず「ただいま」と言いたくなります。

 

そんなほっとする空間で飲むワインは毎回新しい感動と学びの連続です。

薦められたロワール地方のシュナン・ブランも、北ローヌのガメイも、
オーナーシェフの仲西正和さんが産地の特色と醸造家のサイドストーリーを臨場感たっぷりに解説してくれるので
味わった先に広がる景色の壮大さが違います。

 

気軽さと、選ぶ楽しさがある
コースはなく、アラカルトのみ

 

さらに「ワインと一緒に食べたい料理を詰め込んだ」という少数精鋭のメニューがどれも魅力的で、
気まぐれな酒飲みだけでなく、欲張りな食いしん坊たちの願望も全方位で満たしてくれます。

 

「気軽さと、選ぶ楽しさがあるので」と、コースはなくアラカルトのみ。

黒板を眺めた瞬間に至福なイメージが脳内を駆け巡ります。

シェーブルチーズがのった「パン屋塩見」のバゲットは噛むほどに旨く、
“白子と舞茸のグラタン”は素材の個性が引き立っていて、
北海道の猟師から直送されたばかりの蝦夷鹿は概念を覆されるほど新鮮で臭みなくジューシー。

天然カンパチなどの鮮魚もあり、食事したい時はパスタもあります。

 

一杯だけでもいいし、メインまでがっつり食べてもOK。

気分と腹の空き具合に合わせて使い方を自由にアレンジできる振り幅がたまりません。

 


 

本誌では『ワインバーWEST』以外にも東京のおすすめのお店が紹介されています。

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