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登山をするにも、トレイルランをするにも、舞台となるのは山。
その山で、安全に誰もが楽しく活動するためには、やはりマナーやルールを守ることが大切ですよね。
今回のRUN+TRAILではトレイルランナーの望月将悟さんと山本健一さんが
身につけておくべき山の知識&技術を紹介しています。
覚えておきたい山独自のマナーとルール
すれ違う人と挨拶をする
望月:登山は歴史の長いアウトドアアクティビティなので、独特のマナーやルールがあります。
山本:その代表例が挨拶です。他の登山者と出会ったら、必ず声をかけます。
望月:お互いに気持ちよくすれ違う、追い抜くだけでなく、挨拶をすることでその人を覚えることにもつながります。
山で遭難事故が起きた時、行方不明者とあそこですれ違ったな、目撃したなという情報は山岳救助隊が捜索する際にとても有益なもの。挨拶をすることで、なんとなく顔や服装を覚えていたりするんです。それに、トレイルランは登山に比べて歴史が浅いので、遊ばせてもらっていますという感謝や配慮の気持ちを込めて挨拶すると、相手も気持ちいいと思います。
歩いてすれ違う、山側で待つ
山本:登山者は大きなリュックを背負っていて、バランスを崩しやすいです。少し当たっただけで転倒したり、崖から転落してしまう事故にもなりかねません。必ず歩いてすれ違う、追い抜くことですね。
望月:はい、自分が待つ立場になったら必ず山側で待ちます。
山本:山に背を向けて、リュックサックもしっかり山側に向けて待つのが基本です。
望月:走っていると登山者に追いついてしまうシチュエーションもあります。登りであっても下りであってもそういう時は、早い段階で挨拶をするなど、声をかけた方がいいです。
ほかにもいろいろ・こんなマナー
・持って行ったものはすべて持ち帰る。ゴミを拾える人に!
・感謝の気持ちを忘れない
・トレイルから外れない
・トレイルや木段を傷つけない
・集団で走る時はまわりに気を配る
・歩きスマホ、ヘッドホン装着は絶対にしない
セーフティールール
・過信しない
・ゆとりある行動計画を立てる
・案内看板をよく見て進む
・入山前に「登山届」を出す
・道に迷っても沢に下らない
・すべて自己責任の精神で臨む
登山やトレイルラン時にも、人と人の思いやりや環境への配慮が大切ですね。
本誌では、ここでは紹介しきれない山でのルール・マナーがたっぷり語られています。
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