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週刊Gallopでは、新春恒例企画で武豊騎手のロングインタビューを掲載しています。
前編の今回は、ドウデュースで制したダービーを中心に、同馬でのフランス遠征や
松島正昭オーナーとのエピソード、地方競馬での活躍といった話題を取り上げています。
中央競馬界の昨春の最大のトピック
2022年の武豊騎手といえば、誰もがまっさきに頭に思い浮かべるのはドウデュースでのダービー制覇でしょう。
前年、それまで何度挑んでも惜しいところではね返されきた朝日杯FSの高い壁をようやく乗り越えました。
そのパートナーと、今度はすべてのホースマンが目指す最高の舞台で世代の頂点に立ちました。
中央競馬界の昨春の最大のトピックといっても過言ではありません。
勝ちたかった大観衆の祭典
「朝日杯FSをようやく勝って、皆さんがすごく盛り上がってくれたんですが、そのときに『来年がとても楽しみです』という話をして、それが本当になったのがうれしいですね」
朝日杯FSの勝ち馬がダービーを優勝したのは1994年ナリタブライアン以来28年ぶり。
ホープフルSがGIに昇格し、距離的性がより重視されるようになった2017年以降ではもちろん初めての快挙。
マイルの勝ち馬がクラシックディスタンスも制し、最大の種牡馬選定レースで、その価値を一気に高めた瞬間でもありました。
「キズナ(13年)以来で少し時間もあいていたし、ちょうどコロナも落ち着いてきて観客もたくさんいましたからね。天気も良くて。なかなかうまくはいかないものですが、チャンスはあると思っていました。観客が再び多く入ったダービーを最初に勝ちたいなという思いも強かったですね」
ドウデュースのダービー制覇を語るうえで欠かせない
松島正昭オーナー

2020年(コントレイル)は無観客、
2021年(シャフリヤール)は入場制限があり4944人(うち有料入場4367人)でしたが、
2022年は6万2364人。
こういうところできっちり勝つあたりは、競馬界が誇るスーパースターです。
そして、ドウデュースのダービー制覇を語るうえで、絶対に欠かせないのが松島正昭オーナーの存在。
“武豊が凱旋門賞を勝つ”という信念のもと、
多くの競馬ファンも認める強烈なサポーターとして常に後押しをしてきました。
その恩義に報いるかのように、前年の朝日杯FSで初めてのJRA・GIタイトルをプレゼントすると、
今度は初のクラシック、しかもダービーをプレゼント。
ジョッキー、そしてオーナーの両者に記録にも記憶にも残る大きな勝利となりました。
「すごく不思議な感じですね。20年来の友人関係で、ずっと応援してくれてきた方。朝日杯FSを勝ったときも不思議な感じがしたけれど、それにしてもねぇ…。
ダービーを狙える馬だとは思っていましたし、実際に言葉にもしていましたが、いざ本当に勝つと、ちょっと『こんなことがあるのかな』って思います(笑)。
競馬の面白さというか、良さというのか、僕はよく『競馬はたまにいいことがある』と言うんですが、それが本当になったっていうのが、ね。
競馬って理想を話すのがとても楽しいじゃないですか。お酒を飲みながらでも、ご飯を食べながらでも『この馬がこのレースを勝ってその後はここを使って…』とか『このレースを勝てたらいいな』とか、いろいろ話すのって本当に楽しいんですが、なかなかそう思い通りにはいかない。
というか、思い通りにならないことがほとんど。それが現実になったんですから」
本誌では武豊さんのインタビューの続きをお読みいただけます。
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