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女優の浜辺美波さんが東京カレンダーで訪れたお店は
夜の帳が降りた美食の街・麻布十番の路地裏に佇む老舗のふぐ料理専門店『麻布ふぐ武』。
闇に溶けそうな漆黒の建物は秘密めいていて、大人のデートにぴったりです。
調理法で七変化
ふぐの底力に目覚めた夜

「天然」という言葉の響きには、やはり抗いがたい魅力があります。
“ふぐの王様”と称されるとらふぐ一筋で創業55年を迎えた『麻布ふぐ武』は
流通量が少ないその天然物をコースで満喫できる、貴重なお店です。
ふぐ初心者という浜辺さんは、まずふぐの煮凝りや燻製を盛り合わせたお通しで軽いジャブを受け、
2品目のふぐ刺しが登場するやいなや、瞳を輝かせます。
この道に入って約50年の板長が持てる技術をふるって盛り付けたそれは、まさに芸術品。
一枚引きで厚めに調理されており、極上の味を存分に楽しませてくれます。
さらに小ふぐの西京焼、ふぐの旬の時期にしか味わえない名物の白子焼き、天然ふぐの唐揚げなど
旨味のオンパレードに思わずお酒も進みます。
クライマックスは天然ふぐの鍋。
ぷりぷりっとした食感と、その旨味が溶け出したスープの妙味に
「調理法でこんなに表情が変わるなんて、ふぐってすごい!」と浜辺さんも歓喜していました。
冬のごちそうを食べる前に
イルミネーションを見るデートに憧れます

「ふぐ鍋デートは、精神年齢も、経験値も高い、大人のカップルに相応しいシチュエーションだと思います。なので、カメラを向けられているときは、ちょっぴり緊張していました」
取材当時の2021年の年末、彼女はまだ21歳。
10年前に芸能界デビューして以来、数多くのドラマや映画に出演し、
さまざまな顔を見せてきたわけですが、それはあくまで役を通しての彼女でしかありません。
リアルな彼女を少しでも探ってみましょう。
「職業柄、なかなか外出ができないので、単純に外でのデートに憧れがあります。寒さをしのぐためにふたりでマフラーをぐるぐる巻いて、手を繋ぐ。ただそれだけで幸せになれそう。
あっ、ディナーに繰り出す前にイルミネーションを楽しむのもいいですね。先日お仕事で日比谷へ行ったのですが、街がきらきら輝いていて、とても綺麗でした。やっぱりワクワクしちゃいますよね、イルミネーションって」
私、着飾るのをやめたんです

1年前に本誌でインタビューしたときは言葉を選びながら慎重に話を進める感じだったのに、
今回は予想外に饒舌。
それについて問うと「わたし、着飾るのをやめたんです」と話します。
「デビューしてから、がむしゃらに駆け抜けてきましたが、昨年、10周年を迎えてひと区切りついたので、1ヶ月くらいお休みをいただいたんです。それで、本を読んだり、DVDを観たり、ファスティングをしてみたりと、思うままに過ごしました。すると、自分の内なる声ともしっかり対峙することが出来ました。お仕事への向き合い方や選び方、仕事とプライベートの比率、そもそも自分はこのお仕事を続けていきたいのかなど、とにかくいろいろなことを考えました」
浜辺さんは充電期間を経て、自らのスタイルをしなやかに変化させました。
本誌ではデビュー10年を超えて、これからの仕事への取り組み方や作品についても語っています。
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