《寄生虫の都市伝説》ネコ由来の寄生虫が人の性格を変える?

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宿主から宿主へと移りすむ寄生虫。

それは単に栄養に吸い取るだけでなく、ときに人間の行動にまで影響を与えるといいます。

今回はムーに掲載されている、猫由来の寄生虫が人の性格を変える?というテーマについてピックアップします。

 

ネコ由来の寄生虫が人の性格を変える?

 

 

寄生虫にまつわる噂話はいくつもあります。

有名なところでは花粉症

お腹に寄生虫がいると花粉症が治るのだといいます。

ホントかウソかよくわかりません。

 

あるいは、ネコの寄生虫が人間にうつると、性格が変わるという話もあります。

異常に活動的になり、挙句に自殺するとの研究もあります。

人間を自殺させる寄生虫?

もしかすると宇宙からの侵略兵器なのでしょうか?

そもそも寄生虫とは何なのでしょうか?

ちまたでいわれる寄生虫の持つ奇妙な作用は本当なのでしょうか?

 

ムーでは、世界でも珍しい、寄生虫だけの博物館・公益財団法人目黒寄生虫館館長倉持利明氏に話を聞いています。

 

突然怒りだしたり他人に罵詈雑言を浴びせたりする
『トキソプラズマ』

 

トキソプラズマという主にネコに寄生する寄生虫がいます。

ネコから人間に感染することはわかっていましたが、この寄生虫、人間を凶暴な性格に変貌させてしまうらしいのです。

 

間欠性爆発性障害(intermittent explosive disorder、以下IED)という病気があります。

大した原因もないのに、突然怒りだしたり、他人に罵詈雑言を浴びせたりします。

交通科学の分野では、煽り運転の常習者がかかる病気として扱われています。

 

シカゴ大学のエミル・コッカロ医師らは、IED患者のトキソプラズマ感染率が明らかに高いところから
「トキソプラズマが人間を攻撃的に変化させるのではないか?」との研究を発表しています。

 

トキソプラズマに寄生された人は
起業してしまう!?

 

コロラド大学のステファニー・K・ジョンソン博士らの研究では、
トキソプラズマに寄生された人は、非寄生者に比べてビジネスを専攻する可能性が1.4倍高く、
他のビジネス関連の重点よりも『経営と起業家精神』を重視する可能性が1.7倍、
自分が起業する可能性が1.8倍も高かったといいます。

 

トキソプラズマに寄生されると脳が攻撃的になり、その結果、雇われるよりも起業してしまうのでしょうか。

本当なら、引きこもりの人は猫を飼うことで起業家に変貌できるのでしょうか。

 

トキソプラズマに寄生されたネズミは、恐怖心がなくなり、平気でネコの前に姿を現すという話もあります。

アイダホ大学のギュスターブ・アリザバラガ博士は、トキソプラズマに寄生されたネズミが異常に活動的になり、
ネコの前にも平気で現れて食べられてしまうことを発見しました。

トキソプラズマは脳から恐怖心を消し去るのでしょうか。

 

人間でも、ネコを飼っている人の自殺率は有意に高いのです。

デンマーク、オーフス大学の論文『トキソプラズマ原虫感染と経産婦の自傷』によると、
デンマーク生まれの経産婦4万5788人を対象に行われた疫学調査で、トキソプラズマ感染者の自殺の相対リスクは、
非感染者の2.05倍となりました。

 


 

本誌では、トキソプラズマの戦略についても掲載されています。

 

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