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京都は日本の“みやこ”。
平安時代に始まり、戦国時代を通して、現代へ。
古くから、日本人が京都を目指すことはDNAに刻まれていると思うのです。
御食国(みけつくに)という言葉があります。
日本で古代から平安時代まで、海産物を中心に御食料を朝廷に貢いだ国を指しています。
若挟(現在の福井県)からは『ぐじ』(甘鯛)、淡路(現在の兵庫県淡路島)からは『鯛』、
そして志摩(現在の三重県)からは『あわび』などが献上されたそうです。
京都は、古くから日本中の食材や食にまつわる技術が集まる“味のメトロポリス”だったのです。
味の磁力は現在にも継承され、世界中から食材やイノベーティブな才能が集結。
1200年以上続く食文化の交流地、こんな場所は、地球全体を探しても、ここしかないでしょう。
今回のHanakoは食と旅を軸に、特集作りをしていくリニューアル第一号、そして選ばれたのは『京都の味』。
日本料理の真髄から、ソウルフード、そしておいしい道草の食べ方まで案内しています。
水と京都
あちこちに名水と呼ばれる存在があり、多くの家庭も飲食店も、井戸水を使います。
清らか、かつまろやかな軟水がさまざまに姿を変えて、京都の豊かな食と文化を支えています。
【手水】染井の水(梨木神社)
千年の間、土地の人々を清め、潤し続ける、京都指折りの名水
京都御所の東に位置する梨木神社内に、京都三名水のひとつとされる『染井の水』があります。
神社の手水としてのほか、社務所で専用のペットボトル(500ml 200円 ※2023年8月時点)を求め、
御神水を分けていただくことも可能です。
【豆腐】嵯峨豆腐森嘉(豆腐店)
1日70トンの水を使い豆を戻し、蒸し上げ、水に放つ。
新鮮な水と大豆の、幸せな融合
安政年間に創業し、6台目の現在まで、京都のふわりとやわらかな豆腐の元祖とされ、嵐山の看板的存在の老舗豆腐舗。
長らくこの味を愛する人たちが、引きも切らず並びます。
【かき氷】二条若狭屋(和菓子舗、喫茶)
ひんやり、さらさら。
とけかけも、とけたあとも水の旨みに魅了される
老舗和菓子舗の寺町店では、通年でかき氷を提供。
5つの季節のシロップをかけながらいただく『彩雲』(1540円)は、定番の一品。
撮影時のシロップはキウイ、いちご、冷やしあめ、ヨーグルト、みかん。
果実の旨みと甘みが凝縮されたシロップと粉雪のような繊細な氷が見事にマッチ。
最後の一口まで、水とシロップのベストバランスを堪能できます。
本誌では、他にも京都の水を感じられる美味しいお店が紹介されています。
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