
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。

9月29日公開の映画『BAD LANDS』で主演の安藤サクラさんが日経ウーマンのインタビューに答えています!
【映画『BAD LANDS』あらすじ】
年間被害総額500億円超といわれるオレオレ詐欺。
橋岡恒彦は「名簿屋」の高城に雇われていた。
名簿屋とは、ニセ電話詐欺の標的リストを作る裏稼業だ。
橋岡は被害者から金を受け取る「受け子」の手配も任されていた。
騙し取った金は捕まる危険の大きな「受け子」ではなく、
大半は金主に入る仕組みで、高城の銀行口座には金がうなっている。
賭場で借金を作った橋岡と矢代は、高城に金の融通を迫るが…。
一方で大阪府警特殊詐欺班の刑事たちも捜査に動き出していた。
追う刑事、逃げる詐欺殺人犯。
直木賞作家が驚愕の犯罪手口と悪辣な実態を描き尽くすクライムサスペンス問題作!
※原作本『勁草』より
多くの作品や役柄と向き合うことで
自分自身が日々変化していることを実感
「とにかく学びたい」
35歳を過ぎた頃から、安藤サクラさんのなかにはそんな思いが芽生えてきたといいます。
「これまで私のなかには入ってこなかった考え方も素直に受け入れられるようになり、いくらでも吸収できるような感覚があって。多くの作品や役柄と向き合うことで自分自身が日々変化していることを実感しているので、今、芝居でも語学でも、どんなことでも学びたいんです。そうして40代で新しい表現を見つけられたら、すごく楽しいんじゃないかなと思っています」
主演映画でも、役への熱い探究心が感じられます。
演じるのは、弟とともに特殊詐欺を生業とするネリ。
思いがけず大金を手にしたことから“持たざる物”である姉弟は裏社会の組織などに追われることになります。
劇中、警察の目を鮮やかにかい潜りながら“受け子”を統率していくネリを演じる安藤さんのリアルさは圧巻でした。
「やっている犯罪の是非を問うのではなく、ネリやその周りの人々の生き様を見てほしい作品です。検索しても出てこないような特殊詐欺の専門用語、過激な言動も多いのですが、それも彼らの日常であって。よく知らない世界だからこそ、ちゃんと息使いが感じられるようにしたかったんです。
格闘シーンも、現場で人間味あふれる情けないアクションがどんどん生まれて面白かったですね。ネリを取り巻く人々はクセ物ぞろいなので、劇中でのネリは印象を薄く、でも見終わった後に存在感が強く残るような主人公にできたらと思って演じました」
2つの憧れがかなった作品
自分らしく演じられた
「カッコよくも切ない、最近見ないタイプの作品」という今作。
設定が細かなト書きを含め、最初に台本を読んだとき、気づくと8時間近く経っていたそう。
「細かな設定を想像のなかで動かしていくのに時間がかかりましたが、おかげで役のイメージができ、お芝居で迷子になることがなかったんです。役の土台がしっかりあったので、伸び伸びと演じられた気がします」
原田眞人監督作品への出演は、「自分のなかではハードルが高く憧れだった」。
弟役の山田涼介さんとの共演も「憧れだった」。
2つの憧れがかなった今作でしたが、
「別のタイミングでのオファーだったら受けていなかったかもしれない」と言います。
「憧れと、自分自身がそこに追いついているかどうかは別の話で、私はまだ自分がそこにたどり着けていないと感じると、ありがたいオファーもお受けできず、見送ることがありました。無謀な挑戦をするよりは、きちんと準備ができた自分で臨みたくて。
でも今回は、『今が挑戦するときだ』と覚悟が決まったことで、本当に大きな出会いと経験になりました」
深い闇に落ちそうになるほど生きにくい世界を、
わずかな希望を信じて疾走するネリの姿には、どこか爽快ささえ感じます。
安藤さんにとっての希望は『ワクワク』だと言います。
「頭で考えることより、自分が感じるワクワクを信じていたいんです。迷ったら、ワクワクするほうを選択するようにしています。その先の目標を考えることはあまりないけれど、ワクワクを積み重ねた先に、経験を積んで変わっていく自分と、私が抱いている多くの憧れとが自然と一致するタイミングがあるのではないかなと思っています」
本誌では、幸せなお金の使い方や人間関係で意識していることなども答えています。
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。







