《伝統に会う一期一会》手仕事にこだわる21世紀のモダン提灯 『鈴木茂兵衛商店』

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今回のOZmagazine TRIPでは、日々の生活に彩りを添えてくれる、そんな手仕事に出会える町を紹介しています。

旅先で出会う一期一会の手仕事アイテムは、
使うたびにあなたの旅の思い出と重なり、
かけがえのない宝物になるはず…!

 

今回は、茨城県・水戸の『水府提灯』についてピックアップします。

 

手仕事にこだわる21世紀のモダン提灯
『鈴木茂兵衛商店』

 

 

江戸時代から続く水戸の伝統工芸品『水府提灯』。

水府とは水戸の別称で、下級武士の内職だった提灯作りを水戸藩が推奨したことが始まりです。

 

現在は市内に3軒の製造所が伝統を守り、そのひとつが1865(慶応元)年創業の鈴木茂兵衛商店です。

寺社や祭りなどで使われる伝統的な提灯から、インテリアとしてのモダンなものまで幅広く手がけます。

 

現代の暮らしに合わせた自社ブランド『MICシリーズ』は、アーティストとコラボした個性的なデザイン。

ゆらぎのプログラムを組み込んだLED照明、音で反応するセンサースイッチ
最新の技術を取り入れていますが、
今もほとんどが手作業。

 

広報の鈴木紘太さんはこう話します。

「時代が変わっても作り方は変わりません。うちでは社内の職人だけでなく、地元の人の手仕事として提灯作りを支えてもらっています。80代のベテランのおばあちゃんもいますよ」

 

“水戸を提灯で明るくしたい”と、地元の小学生向けの体験教室や、
バスケットボールチームの茨城ロボッツを応援する『ペンライト型提灯』の企画などにも携わってきました。

 

本格的な提灯作りのワークショップも体験できる

 

店舗の隣の建物では、鈴木さんの指導による、本格的な提灯作りのワークショップも行われています。

 

 

完成した長さ20cmほどの提灯の電源はLEDで、畳むと手のひらサイズに。

 

「小さく畳める提灯のよさ。最近はアウトドアのランプとして人気です」

 

広げて照らし、畳んでしまえる提灯の機能性は、風呂敷や着物など日本の畳む文化につながります。

LEDの優しい明かりの中に昔の日本人の暮らしが想像できます。

 


 

 

本誌では水戸駅周辺の名物グルメや、おすすめのお土産も掲載されています。

 

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