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「できれば老けたくない」
そんな声がVOCE読者から届きますが、そもそも『老ける』とはどういうことなのでしょうか。
VOCEでは、コスメの進化を目の当たりにし、日々取り入れてきた美のプロたちが語っています。
肌老化のメカニズムが次々と明らかに!
年齢を感じさせない4人の美容賢者たち
医師・友利 新さん
美容研究家・大野真理子さん
美容コラムニスト・近藤須雅子さん
美容家・君島十和子さん
近藤:今回のテーマは「老けるってなんだ?」ですが、年齢とともに起こる変化が全部『老け』なのかというと、違う気がします。「老けた」と感じるのって、自分が嫌いなタイプのシワとかたるみとか、“望んでいない変化”がどんどん増えたときかな。
友利:確かに年齢を重ねていても「私、いけている!」と思っていれば、老けてはいないのかも。
近藤:実際、年々カッコよくなっていく人や、シワがあっても素敵な人もたくさんいますよね。それに20代よりも30代に入ってからのほうがもったりとしたお肉が取れてフェイスラインがすっきりしたり、皮脂の分泌が減ってニキビができなくなったりしませんでしたか?
大野:私はまさにそうでした!30代前半で、いわゆるホルモンゾーンと呼ばれる、あごまわりにたくさんニキビができたのですが、最近は全然できなくなりました。
友利:私は10代、20代が不遇の時代。顔がパンパンでニキビがひどくて。でも、上京して皮膚科学を学び、治療がどんどん進化していくのに伴って、肌状態が改善したなと思うように。それが30代に入ってからでした。そう考えると、歳を重ねる=右肩下がりと思いがちだけど、右肩上がりのこともありますね。
君島:そういう意味では、私が「老けた」と実感したのが30代後半。それまでもほうれい線が目立ってきたり、まぶたが少したるんできたという変化はありましたが、メイクをすればカモフラージュできる範囲でした。でも、そうもいかなくなってきて、まさに、自分が思っているのと違う自分に変化したことで、「老けた」と感じ、エイジングケアを意識するようになりましたね。
体に必要な防御反応が
過剰になることで肌は老ける
友利:医学的にいうと、以前は老ける=肌の水分量が減って、乾燥することといわれていた。だから感想を抑えましょうということで、水分とその蒸発を防ぐ油分を補うためにするのがスキンケア。それが段々、肌や老化のメカニズムが解明されてきて、炎症や酸化、糖化が関わっていることがわかったんです。
君島:私が「老け」を感じた頃は、まだ糖化についての情報がなく、老化の原因とされていたのが酸化と炎症。それ以降、ずっと向き合ってきましたし、糖化のことが明らかになってからは、その対策もプラス。さらに、体や肌が持つ修復力を最大限活かすために、睡眠の質をよくしたり、腸内環境を整えて免疫力を高めるケアにも注力してきました。
大野:赤くなる炎症以外は、酸化も糖化も炎症も目に見えないものだけに怖いという院所グア強くて。どうしたら防げるのか気になります。
友利:酸化も糖化も、実は最終的に炎症を起こします。では炎症だけを抑えればいいのかというと、炎症を抑えても酸化や糖化が起きていれば炎症が再び起こる。酸化を止めても炎症は起こり続けることもある。
近藤:乾燥か潤いかみたいに相反するものじゃなく、互いに関連して同時進行するもの。だから、トータルなケアが大切だし、君島さんはさすがですよね。今は、抗酸化コスメにも抗炎症成分が、抗糖化コスメにも抗酸化線分が配合されていることが多いので、上手にセレクトすればトータルケアも難しくないと思います。毎日の洗顔だって、酸化や炎症を防ぐ強力なケア。皮脂や汚れが肌についたままだと、酸化して炎症に繋がりかねないですし。
友利:乾燥や間違ったスキンケアや紫外線が原因で老化が起こることを考えると、保湿やUVケアも大切というのはゆるぎない事実です。
大野:私は特に紫外線を意識して最大限防ぐようにしてますが……。
友利:骨粗鬆症の予防など、体の健康のことを考えると、少しは紫外線を浴びる必要があります。そもそも炎症も酸化も、体がみずからを守るための防御反応のひとつ。完全に抑え込めばいいというものではなく、過剰な部分を抑えるというアプローチが大事!
近藤:美容的な肌の美しさと、体の健康はイコールではない。なので、上手にバランスを取っていくことが賢いと思います。

本誌では、4名それぞれの視点によるスキンケアのコツを紹介しています。
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