【日本ワインの進化】フランスで300年以上の歴史を持つ名門が函館にワイナリーを設立

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メトロミニッツローカリズムでは、毎年日本の #ワイン を特集しています。

今年もその時期がきました。

 

日本のワイナリーは増え続け、ついに468軒に。

今回の特集では、そんな新しいワイナリー設立の中心地となっている
長野県の千曲川ワインアカデミーに潜入し、卒業生たちの #ワイン を一挙に紹介しています。

 

そして、なんといっても2023年最大のワインニュースは、
世界的なワインの銘醸地であるフランス・ブルゴーニュ地方の
ワイナリー『ドメーヌ・ド・モンティーユ』の日本進出。

 

ついにこの秋、醸造免許が交付され、北海道函館市の自社ワイナリーでのワイン造りが始まりました。

これはきっと日本ワインの歴史に残る大きなターニングポイントになるはず。

今回はその当主である、
エチエンヌ・ド・モンティーユさんのインタビューをピックアップします。

 

日本ワインの可能性

 

 

フランスで300年以上の歴史を持つ名門、ド・モンティーユ家が今秋、
北海道函館市にワイナリーを設立。

世界中が注目する中、日本ワインの可能性は今後さらに広がっていくに違いありません。

 

新世代の造り手たちとの運命的な出会い

 

ワインの世界的銘醸地であるフランスのブルゴーニュ地方。

ここで造られる『ドメーヌ・ド・モンティーユ』の偉大なワインは世界中のファン、垂涎の的。

そのド・モンティーユ家が日本にワイナリーを設立というニュースには
世界中の人々が耳を疑ったに違いありません。

現当主のエチエンヌさんはなぜ日本でワインを造るという決断をしたのでしょうか。

 

「ブルゴーニュでの畑の拡大事業の成果が出て、2012年には自社畑面積が37haになりました。事業が一段落した2015年、スキーで訪れたニセコで日本ワインに興味を持ち、日本の金融業界で働く友人に頼んで、北海道や長野のワインのテイスティングをアレンジしてもらったのです。

ワインは15種類。それがなんとも衝撃的でした!正直に言うと当時、日本ワインは眼中にはなかったのですが…まさか日本の新しい世代の造り手たちが少しでも上質なワインを造ろうと奮闘しているなんて…。目から鱗が落ちました」

 

品種はピノ・ノワール、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネといった国際品種。

世界のトップクラスではないものの、ワインはエチエンヌさんの心をつかみました。

 

「どちらかと言うと造りはナチュラル。手をかけた丁寧な造りで、テロワールを表現しようとしていると感じると同時に、背景にはフィロソフィーがあるのが伝わってきて、このワインの造り手い会ってみたい!と思わずにはいられませんでした

 

まるでヒーローのように感じた
日本ワインの造り手たち

 

半年後、彼は北海道のワイナリー訪問を決めます。

造りの現場を見て、造り手たちに直接話を聞きたいと思ったからです。

出会った造り手は約10人。

『ドメーヌ・タカヒコ』曽我貴彦さん、『農楽蔵』佐々木賢さん、
『10Rワイナリー』ブルース・ガットラヴさんなど。

 

気候条件も厳しく、その他の条件も決して恵まれてはいない環境で、より高品質なワインを造ろうと、皆、懸命に努力していました。まるでヒーローのように。そんな彼らに魅せられ、同じワイン造りに携わる者として心より尊敬の念を抱きました。

なにか私にできることはないか?という問いに1人がこう言ったのです。

『銘醸地の造り手が日本でブドウを育てて、ワインを造ってくれたら、私たちはきっと多くを学べます』

 

この言葉を反芻するうちに、これが自分がしたいことだ!日本でのワイン造りを決意しました。

 

「ブルゴーニュは2000年以上のワイン造りの歴史があります。産地はすべて細かくマッピングされ、なすべきこともほとんどがわかっています。私は監督者でしかない。それより私は探索者になりたい!日本の造り手たちと一緒にプロジェクトを初めて、日本のワイン産業を支援したいと強く思ったのです」

 

 

そしてついに2023年10月、函館にワイナリーが誕生しました!

本誌ではさらに興味深いインタビューを掲載しています。

 

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