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たかが日記、されど日記。
単なる日々の記録と思いきや、日記は、脳科学的に大きなメリットのあるものでした。
今からでも遅くはありません。
人生の後半にこそ、手書き日記を始めてみましょう!
PRESIDENTでは、医学研究に詳しい細田千尋さんが
人生後半を楽しむための手書き日記について解説しています。
日記がもたらす驚くべき効果
日記といえば、小学生時代の夏休みに書いた絵日記を思い出す人もいるでしょう。
実は、小学生から日記を書く習慣をつけておくと、『レジリエンス』が高まっていく可能性があります。
レジリエンスとは、逆境から立ち直るしなやかな対応力のこと。
日記は脳科学的にも、私たちをより豊かな人生に導く大切なツールなのです。
今から始めても決して遅くありません。
日記と言っても、たくさん文章を書く必要はありません。
その日にあった出来事を箇条書きで書いておくだけでじゅうぶん。
「日記を記録する」ことを意識して、自分にあったやり方で始めるのがいいでしょう。
大切なのは、『感謝』の気持ち
日記を書くにあたり、必ず入れてほしいことがあります。
それは『感謝』の気持ちです。
周りの人に対する『ありがとう』の言葉を書き留めるだけで、
その人の『ウェルビーイング』が向上し、豊かな人生を送れるようになります。
ウェルビーイングとは、心身や生活が健やかな状態のことをいい、
企業の健康経営指針でも注目されている要素です。
脳科学が暴く『感謝』の5大パワー
感謝しやすい人は、総じてウェルビーイングが高いことが多くの研究から示されています。
さらにこんなことも研究でわかっています。
- ストレス反応が起こりにくく、うつっぽくならない
- 充実感を得やすい
- 主観的幸福度が高い
- 自分はほかの人から助けてもらえる
- 楽観的である
感謝の気持ちは、日々感じていてもすぐに忘れてしまいますが、
日記に記しておけば、いつでも読み返し思い出すことができます。
そうすることで感情の記憶が定着し、より感謝の気持ちを抱きやすくなります。
感謝しやすい人は、周囲の人がしてくれたことの価値を高く感じる傾向があります。
これを心理学用語で『スキーマバイアス』といいます。
人は価値ある物事には肯定的、楽観的に解釈するので、
結果としてウェルビーイングにつながるとされています。
また、感謝する習慣のある人は、
苦難を乗り越える場面にも感謝し挑むような考え方ができるため、レジリエンスが高まっていくのです。
日記は箇条書きでもOK
日記には、誰に何をしてもらって感謝したかを、1日5つ書くのが理想です。
「家族が美味しいご飯を作ってくれた。ありがとう」
「部下が早く仕事を仕上げてくれ感謝」
など、自分なりの表現で構いません。
ふだん感謝を意識して生活していなかったり、
文章を書くのが得意でなかったりすると、5つ書き出すのは難しいかもしれません。
その場合は、無理をせずに3つでも1つでもOK。
それすら難しいという方は「ラーメン」「映画」など、単語を1つ書いておくだけでも構いません。
慣れてくると、自然に要素を増やしたいと思うでしょう。
人は、自分一人では生きていません。
常に人に生かされていることを認識しておくことで、
感謝の気持ちが自然と湧いてくるのではないかと思います。
日記のスゴイ2つの効用
感謝を習慣にすることで、ウェルビーイングが向上する
- ストレス反応が起こりにくく、うつっぽくならない
充実感を得やすい
主観的幸福度が高い
自分はほかの人から助けてもらえるという考え方をもつ
楽観的である
自分を俯瞰する力がつく
- 読み返すことで自分を客観視できるようになる
上手にメタ認知できるようになる
本誌ではさらに、日記を書くことが大きなメリットとなる秘密が解き明かされています。
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