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体中に張り巡らされ、生命維持のためのさまざまな機能を持つ血管。
異常をほったらかせば、命の危険が迫ります。
逆に、衰えた血管をよみがえらせることができれば、
大病予防、慢性的な痛みの解消、痩身など数えきれない恩恵をもたらします。
PRESIDENTでは、『老いた血管』の危険リスクについて特集しています。
朝・昼・夜・週末に実践!
『老いた血管』復活習慣

健康な血管がなければ、健康に生きていけない
人体の中には、地球を2周り半できるほどの長さの血管が巡っています。
この血管は、脳や臓器など体のあらゆる器官に向けて物質を運ための通路の役割を果たしています。
医学博士の板倉弘重先生によると、
例えば、指にケガをすると、脳はすぐに認識して、
修復のためのシグナルを発し、細胞を活性化させることでケガを治そうとします。
細胞の活性化にはより多くの酸素が必要です。
細胞が呼吸するための酸素を細胞に送り届けているのはほかでもなく血管です。
ケガの回復には、血管の機能が必要なのです。
また、細胞の活動によって出た老廃物は、再び血管やリンパ管を通して排せつ臓器まで運ばれていきます。
炭酸ガスであれば肺まで血管で運び、呼吸によって排出されます。
不摂生などさまざまな原因で、血管が十分な機能を果たさなくなると、
必要な酸素が十分に届かず、老廃物も排出できないなどの不都合が生じます。
あちらこちらで機能不全に陥り、体が衰えていきます。
最悪の場合、突然死にもつながります。
突然死には、静脈系の血流が途絶することで起こるものと、動脈系の血行障害によるものの大きく2種類。
“静脈系”でよく知られているのは、『エコノミークラス症候群』です。
飛行機に乗ったときだけでなく、自然災害が発生して避難所で寝泊まりしたり、
車中泊を余儀なくされたりして、長時間同じ姿勢でいることが引き金となります。
4時間以上、座ったままの状態が続くと、足の血管の中に血栓ができ、
それが血管を通って肺に到達、肺の血管を詰まらせ、呼吸ができなくなって死に至る怖い病気です。
“動脈系”の疾患としては『動脈硬化』が挙げられます。
動脈硬化とは、動脈の中に余分な脂質が付着し、それらがコブのようにプラーク化することによって、
血流の通り道が狭くなり、血液が詰まりやすくなった状態を指します。
動脈硬化を起こすと、最悪の場合、冠動脈(心臓の筋肉に血液を送る血管)に血流が一切届かなくなり、
心筋梗塞を引き起こし、死に至ります。
血栓が脳細胞へ血液を送る血管に生じた場合、脳梗塞を起こすケースもあります。
脳の血管が詰まり血流が途絶えると、数時間以内に脳の神経細胞は死んでしまいます。
再生は難しく、仮に一名を取り留めたとしても、重大な後遺症が残ることもあります。
また、血栓が消化管へ飛んでいった場合は消化管を壊死させ、足に飛んでいって壊疽を起こします。
つまり、血管を不健康な状態にして放っておくと、
知らず知らずのうちに病気に蝕まれたり、突然死するリスクもあるということです。
自分の血管がどんな状態なのか現状を知りたい場合は、
クリニックで血管年齢検査を受けることをおすすめします。
本誌では、『老いた血管』の復活習慣23選の記事の続きをお読みいただけます。
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