プリファードネットワークス『AIの次』を切り開く

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2024年に創業10年を迎える、日本を代表するAIスタートアップ『プリファードネットワークス』

11月には生成AIを中心に手がける子会社『プリファードエレメンツ』を始動させました。

AIの大きな波とその『次』を支えるコンピューターづくりに力を注いでいます。

 

今回日経ビジネス電子版では編集長が、
プリファードネットワークス最高経営責任者・西川徹氏にインタビュー。

 

今後は機械ができないような
複雑なプログラミングを人が担うようになる

 

ChatGPTの登場から1年が経過しました。
生成AI(人工知能)は世界をどう変えていくと見ていますか。

 

生成AIによって情報の整理や機械の操作がこれまでよりはるかに楽になりました。科学の世界でもそうです。私たちが先日公開したソフトウェアでは、今まで専門家にしか書けなかった1000行にも及ぶプログラミングコードが、言葉で指示するだけで生成されてしまいます。

ですから、人がプログラミングを書く頻度は下がるかもしれません。その分機械ができないような、複雑なプログラミングを人が担うようになると思います」

 

2024年、プリファードネットワークス(PFN)は創立10年を迎えます。
創立時に思い描いていた会社や社会の未来と現場で、何か違いはありますか。

 

「当時は正直、この会社はいったいどうなるんだろうと(笑)。深層学習という手法が多くの課題を解決してくれるだろう、という漠然とした思いだけがありました。

その後、ファナックさんと出合って、機械と機械がコミュニケーションを取る世界について同社の稲葉善治会長と語り合いました。機械と機械が自在に協調するのは、それまで難しかったんです。

これからは機械同士がコミュニケーションするだけでなく、そこに人が日本語で指示を出せるようになる。当時語り合った世界がようやく実現しつつあるのかなと思います。

 

実は創業当初から、課題になるのは『電力』だと考えていました。計算量の増加によって、電力の確保がものすごく難しくなっている。2017年にプロセッサーの自社開発を始めたのはそれが理由です。

例えば生成AIのために大規模な学習をしようと思ったら、高効率かつ数十メガワット級のデータセンターが必要になります。そんなに高性能なデータセンターが日本に十分あるわけではない。そういう意味でも、今社会で起きていることは、ある程度当初から予想できていたように思います」

 


 

本誌では、西川徹氏のインタビューの続きをお読みいただけます。

 

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