JR入社組で初の経営トップとなったJR東海社長・丹羽俊介「コロナ禍が会社を変えた」

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国鉄の分割民営化から36年。

JR入社組で初の経営トップとして2023年4月に就任した丹羽俊介氏。

折しも新型コロナウイルス禍で会社は崖っぷちに立たされ、堅い社風は大きく変わりました。

袋小路のリニア中央新幹線工事でも、変化の風を起こせるでしょうか。

 

日経ビジネス電子版では編集長が、JR東海の社長・丹羽俊介氏にインタビューしています。

 

国鉄入社かJR入社かということよりも
コロナ禍後に社長になったことの方が大きい

 

丹羽さんは1989年入社。
国鉄ではなくJRに新入社員で入った社長は、JRグループで初だそうですね。

 

「前任の金子(慎・現会長)とは入社年次が11年違います。国鉄は82年を最後に採用を基本的にストップしていましたから、ずいぶん年上の先輩と一緒に仕事をしてきました。安全輸送といったDNAは(国鉄入社組から)着実に引き継いでいますし、仕事の仕方が大きく変わるとは意識していません。

国鉄入社かJR入社か、ということよりも、新型コロナウイルス禍の後に社長になったことの方が大きい。コロナ禍を経て、我々の役割やサービスのあり方は変わった部分がある。そういった変化を踏まえて経営をやっていくという点では、大きな違いがありますね。

2020年の4月、東海道新幹線のお客様は前年同月9割減になりました。ビジネス利用の利便性を高めることを主眼に頑張ってきましたが、それだけで本当に良かったのか、危機感を覚えました

 

社員の「やってみたい」を形に

 

「当時、私はまだ社長ではなく経営企画のトップでした。若手や中堅社員を含め、色々な社員に対して『安全を毀損しなければ、もっと柔らかいことをやってもいいじゃないか。誰も止めないから考えてみようよ』と話したのです」

 

確かにゲームやアニメとのコラボレーション企画など、以前では考えられなかったような商品が増えています。

 

「社員からやってみたいという声が上がったのです。ポテンシャルは社内にあったけれど、それまでのJR東海のビジネスモデルにはフィットするような形ではなかった。コロナ禍で非常にダメージはありましたが、社員に危機感が出てきて、変わっていかなければならないという機運が高まりました

 

コロナを機に殻を破れた、という感じですか。

 

「そうですね。当社は『堅い会社』などといわれていました。ですから、ゲーム会社やアニメのコンテンツホルダーからは当初、『JR東海が本当にそんなことをやるの?』という半信半疑の反応が多くて、実際の商品にまで結びつくのは時間がかかりました。今ではこんなことができるんだと目に見える形でお示しできるようになりました」

 


 

本誌では、丹羽俊介氏のインタビューの続きをお読みいただけます。

 

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