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今号のBRUTUSは『人生最高のお買いもの』がテーマ。
蒼井優さん、秋元康さん、杉本博司さん、みうらじゅんさんなど
幅広い方々にインタビューをしています。
今回はその中から、蒼井優さんのお買いものについてピックアップします。
蒼井優さん、最近お買いものしてますか?
「私自身の買い物遍歴を振り返ってみると、面白いほどにその時の自分の興味やテンションが表れています」
と話す蒼井優さん。
「20代半ばの私といえば買い物が大好きで、洋服や器、骨董品に家具……、周りにいる目利きの大人たちに憧れて、影響されて、常に欲しいものが溢れていました。
大好きな旅だって、買い物といつもセット。自分だけに時間もお金も使える時期だったからこそ、好きなものを買うのが楽しくて仕方ありませんでした。
今でも大事にしていて『本当に買ってよかった』と思えるものも『失敗したな』と思うものもありますが、後悔した買い物はありません。当時の自分の身の丈には合っていないちょっと背伸びした買い物も、良いものを手に入れて身の回りを固めることで虚勢を張っていたのかもしれませんね。
今考えるといじらしくて恥ずかしくて、愛おしい。
『いつか自分が追いつくだろう』と先行投資として買ったものもいくつもありますよ。
素敵!と焦がれて手に入れた『エバゴス』の白いストラップシューズは、なかなか似合わず、一度も履かずに眠らせていたのですが、10年以上経ってから急に『いいかも』と思えて毎日のように履いています」
そんな昔から買い物が大好きな蒼井優さんにとって、出産は大きなターニングポイントになったと話します。
「当時はあんなに自分が欲しいもので溢れていたのに、今の買い物の基準は『子どものためのもの』一択。私の人生ベストバイである〈コム デ ギャルソン〉のスカートをはじめ、20代の頃に買った大事な洋服たちは今はその多くがクローゼットの中で眠っていて、そのかわり、『動きやすい・洗いやすい・乾きやすい』の『三大“やすい”』を兼ね備えた服が今の私のユニフォーム。家に届く通販のダンボールも、自分のためのものではなく、娘の洋服やおもちゃ、日用品に変わりました」
2023年に買ってよかったと思えるものは、
100円均一で買った便利グッズや文房具など、実用的なものばかりだそう。
「昔は『自分の欲求がすべて』の買い物だったけれど、今は自分のエネルギーがすべて子どもに向いているから、欲求の矛先も変化したのだと思っています。『ダンボールカッター』みたいに日常の自分を助けてくれる買い物が本当にうれしい。欲望のままに自分の買い物をしていたあの頃にはきっと考えられないだろうけど(笑)」
本誌では、蒼井優さんのベストバイの詳細ほか、
さまざまな著名人の方たちの『人生最高のお買いもの』を紹介しています。
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