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風光明媚な景色が、歴史的な街並みが、無惨に一変した『能登半島地震』。
いまだ収まらぬ余震の中、警報級の雪が倒壊した建物に
容赦なく降り積もる様子が連日テレビに映し出されています。
それぞれに深い悲しみを抱えながらも、
互いに支え合い、踏ん張り、明日へ向かい立ち上がる人々の力を週刊ポストは現地取材しています。
被災しながらも炊き出しに立ち上がる

海外メディアは
『地震への対応において世界で日本以上に優れた国は一つとして存在しない』
と驚きをもって伝えました。
実際、がれきの中から再起の芽をつかみ前を向くひたむきな人々と本誌取材も現地で出会いました。
輪島市で江戸時代から約200年続く老舗輪島塗メーカー『田谷漆器店』は
工場、店舗が全壊し、建設中の新ギャラリーは全焼しました。
道具も漆も作品も失いました。
ですが、10代目で専務の田谷昂大さん(32)は
「今こそ立ち上がり、僕らも輪島塗も必ず復活する!」と再起と地元復興を誓います。
田谷さんは工場近くの実家で被災しました。
避難後に家族、親戚、従業員の無事を確認しましたが
母方の祖母だけ倒壊した家の下敷きになっていることが判明。
14時間後に自衛隊員によって救出されました。
メールなどを確認すると、知人友人や取引先、購入客、全国の人々から励ましが1000通以上送られてきていました。
「輪島塗はこんなに愛されていたのだと実感しました。壊滅的な状況に一時は絶望しましたが、輪島塗を復活させないといけないと決意しました」
自ら被災しながらも、大好きな朝市の近くで炊き出しを始めました。
「バカと思われるかもしれませんが、あの焼け野原の朝市の同じ場所にもう一度、新ギャラリーをつくり直したい。復興を牽引していくのも大事な仕事。輪島塗の産地であり、1社だけでなく、全員が強い意志で復活した時、いい漆器を国内外届けられる。みんなで復活しようぜ!という思いは強いです」

本誌ではさらに、現地取材の記事をお読みいただけます。
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