
ゆうゆう 作家・エッセイストの阿川佐和子さん。
著書『聞く力』は大ベストセラーになりました。
私も大好きなエッセイストさんのひとりです!
本誌ではそんな阿川さんに、 <生きるよすがとしてきた大切な言葉>を伺っています。
言葉は私にとってすがる藁のひとつ
作家・阿川弘之氏を父にもつ阿川佐和子さん。 そんな彼女、実は二世として仕事をすることに、ずっと息苦しさを感じていたといいます。
30歳頃から作家である父親の七光でテレビに出たり、 文章を書くようになったんですけど、 ずっと自分の生き方がその場しのぎのように思え、気が引けていました。そんなときにふと手に取った『鳥が教えてくれた空』という一冊の本。 そこに書かれていた「箸休め」という言葉が、阿川さんの気持ちを軽くしてくれたのだとか。 まず、そのストーリーを簡単に解説します。 著者である三宮麻由子さんは幼い頃に失明してしまい、 ずっと<自分が存在する意味はなんだろう>と考え続けるんですね。 でもある時、母親が小鳥を一匹買ってきて、それを彼女は育てはじめる。 その内に三宮さんは少しずつ自分の考えが変化していくのを感じます。
「この世には力の強い立派な生き物がたくさんいる一方、 小鳥はか弱く非力だけれど、 小鳥がいなかったら、 世界は味気ないものになってしまう」そこで三宮さんは、小鳥は神様の箸休めではないかと思います。 メインのおかずに添えられた小皿に乗った漬物などが箸休めです。 阿川さんはその言葉を読んで、「私も箸休めでいい」と思ったそう。
別に大したことをするわけじゃない。 けど、いないと寂しいというくらいの存在になれたら、 十分幸せじゃないかって。一匹の小鳥や、ひとつの言葉で心が救われる瞬間というのは、なんだかとても感動的です。 名聞き手としても知られ、多くの著名人のインタビューを経験されてきた阿川さん。 いつも素直に人の話を聞く姿勢があるからこそ、 そういうキラリと光る言葉に出会えるのかもしれませんね。 この記事をきっかけに、私も『鳥が教えてくれた空』を読んでみようと思います。 心がパッと明るくなる記事でした! チラ見では、他にも中学時代の<座右の銘>が人生に影響を与えた話なども読めますよ♪
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