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上の写真は、インバウンド向けガイドツアー『Kampai Sake Tours』灘コース(1万2000円 ※2024年5月時点)に
参加した旅行客の方たち。
有料試飲で1杯2000円の『福寿 純米大吟醸 雫酒』(1本1万6500円)で乾杯!
歴史的な円安が進み、上記のように日本文化を堪能すべく外国人観光客が殺到しています。
なかでも近年、海外で人気が高まっている日本酒を目的に、
彼らが憧れを持って大挙する地区の賑わいぶりに週刊ポストが密着しています。
円安に湧く『SAKE』の聖地
西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の5つの酒造地からなる兵庫県『灘五郷』。
世界的に日本酒の人気が高まる中、
最高峰と誉れ高い『灘の生一本』を生み出した名水『宮水』の流れる“日本酒の聖地”へ、
円安を追い風に外国人観光客が押し寄せています。
「SAKEは自国では2~3倍するから、日本で買えるのが楽しみだった」
外国人観光客はそう声を揃え、次々に日本酒を購入していきます。
お土産用、今夜ホテルで飲む用と旺盛な購買意欲を見せます。
試飲しては「これが本場の仕込み水で引き出された米の旨みか……」と浸る観光客も。
蔵元の一つ、白鶴酒造の資料館では担当者がこう語ります。
「欧米諸国、ベトナム、中国、シンガポール、台湾など多くの国から観光客がいらっしゃいます。昨年度の来館者数は国内外合わせ約12万人でしたが、今年度、今のところは比較的外国人観光客の方が多いと感じます」
インバウンド向けガイドツアー『Kampai Sake Tours』でガイドを務める西川成悟さんが近況を語ります。
「灘の酒蔵をめぐるコースでは欧米、アジア問わず富裕層が多く、職種では弁護士、会計士、医師などが多いですね。コロナ禍では0人の時もありましたが、昨年から回復し、今年1月以降は月に150人を超える申し込みがあることも。皆さん、自国で買うより日本酒が安い!と喜んでいます」
蔵元を巡る同じツアーに参加したアメリカ人男性(26)は
「憧れだった灘の日本酒は美味しくて種類も豊富。灘五郷はまさに“SAKEの首都”だよ!」と破顔しました。
本誌ではインバウンド人気の『純米大吟醸』のお酒たちが紹介されています。
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