
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。

都心から約1時間。
電車に揺られ、小旅行気分でたどり着く鎌倉は、いつ訪れても発見がある街です。
ニューオープンのカフェやレストランを巡った後は、名建築を訪ね、焼菓子や器をお土産に買う。
自家製果実酒やナチュラルワインを味わいながら夜中まで過ごせるバーもあります。
海も山も近くて、いつも空気が心地いい。
鎌倉で新しい1日を過ごしてみませんか?
今回はHanakoで紹介されている、鎌倉のニュースポットのカフェをピックアップします。
鎌倉文士たちにも愛された明治期から残る和洋館

鎌倉 北橋/長谷
鎌倉文学館をはじめ、洋館がいくつも立つ長谷の旧市街。
その一角、谷戸の住宅街に100年以上残り、「加賀谷邸」と呼ばれ親しまれてきた景観重要建築物があります。
設計や施工の詳細は不明ながら明治時代後期に建てられた邸宅で、
戦後の一時期には小説家の山口瞳が家族と共に移り住み、
近隣に暮らす川端康成も足繁くここに通っていたとか。
2階以上の高さを持つ1階建ての洋館部に和風の母屋が接続し、南向きの縁側や窓から広い庭園を望みます。
建物や建具をなるべくそのまま残しながら一般に開かれた場所に、という願いが、
蕎麦とコーヒーを提供する店〈北橋〉として結実。
この6月に新規オープンとなりました。
敷地入り口から右手の庭側へ周り洋館部の扉を開けると、高い天井からシャンデリアが下がり、
カウンター奥には蕎麦打ちの部屋がガラス越しに見えます。
壁を塗り、床を組み、暖炉も残したカフェスペースを、
東京・原宿にロースタリーを構える〈NOZY COFFEE〉のコーヒーの香りが満たします。
シングルオリジンのスペシャルティコーヒーから、現在はコスタリカの豆が選ばれ、
水出しコーヒー、エスプレッソドリンク、アフォガード、コーヒーゼリーとして提供されます。
敷地入り口はすぐ、暖簾が揺れる玄関は蕎麦の客専用。
奥に伸びる和の空間は、庭園を眺めながら、
店主の北橋悠人さんが丹精した打ちたての蕎麦を味わえる贅沢なしつらえです。
全国から殻付きのまま届く蕎麦の実を、殻を剥いて挽き、毎朝数時間かけて手打ちをします。
蕎麦は常時3種類を用意し、産地ごとの食べ比べもできます。
もり、かけ、ぶっかけ、生粉内、玄挽き、温かい側に一品料理などが、
アラカルトや、昼、夜それぞれの蕎麦解析として供されます。
「コーヒー1杯、蕎麦一枚からぜひ」と店主。
蕎麦とコーヒーをハシゴして、余すところなく堪能したくなる魅力的な空間です。

本誌では他にも新たな鎌倉のスポットが紹介されています。
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。






