沖縄豚文化の真髄を味わう——伝統が息づく”豚の丸焼き”の迫力とは

  • 更新日
  • 有効期限 2024.12.05

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沖縄の食べ物とといったら何を思い浮かべるでしょうか?
青い海と温暖な気候に恵まれたこの地には、本土とはひと味違う独特の食文化が根付いています。

ゴーヤーチャンプルーやラフテー、ソーキそばなど、沖縄ならではの料理は、その土地の歴史や風土が映し出されており、訪れる人々を魅了してやみません。

今号の男の隠れ家では、沖縄そばや琉球泡盛、琉球ガラスといった沖縄古来の伝統文化や、戦後アメリカの影響により流入したカルチャーまでを紹介しています。

今記事では、透き通る海に囲まれた南国の楽園・沖縄文化の代表的な一つである“豚食文化”について紹介します。

 

伝統の味が復活⁉
迫力満点『豚の丸焼き』が楽しめる金城畜産

 

 

沖縄料理と聞けば、豚肉を連想される方は多いかと思います。

歴史的にみると、琉球王国時代に、中国の使者である冊封使をもてなすため、琉球料理には豚肉が多く使われたそうです。

沖縄風角煮のラフテー、ランチョンミート(スパム)などが有名ですが、 ミミ ガー、てびち(豚足の煮込み)なども現地ではよく目にします。

あまり意識しないかもしれませんが「沖縄そば」の出汁は豚から取るし、具材のソーキや三枚肉も豚肉。

「鳴き声以外は食べる」というフレーズ通りです。

その究極は「豚の丸焼き」でしょう。お祝いの席などに欠かせなかった沖縄の伝統食の一つでしたが、販売する業者は希少になりました。

那覇市にある金城畜産はその丸焼きをメインに調理・販売する店。

「僕はやんばる出身で、子どもの頃にお祝いの席で何度か丸焼きを食べたことがあります。 最近はほとんど見なくなって丸焼き文化を復活させたいと思って、一昨年から店を継ぎました」

そう話すのは代表の松田正太さん。
金城畜産は元々養豚場を営んでおり、地域の行事に豚の丸焼きを提供し続けて約50年。

後継者不在で店をたたもうとしていたところ、松田さんが創業者の金城春子さんに頼み込み、引き継ぎました。

丸焼きは注文があれば随時対応。 店の奥にある専用の窯に入れ、こんがり焼き上げる。
10~20kgの豚を焼くと20~40人前になるそうです。

なんと25kgまでであれば、県外発送も可能であるそう。

金城畜産では、目の前で豚の丸焼きの肉を切り分け、盛り付けてくれます。
金曜と土曜のランチタイム限定で販売しています(1300円)

他にもカレー、沖縄そば、ホットドック、タコライスが販売されていて、イートインも可能です。

 


 

本誌では、さらに豚の骨や皮、脳まで余すことなく豚を味わうことのできる料理を紹介しています。

 

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