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2024年は元旦に発生した能登半島地震に始まり、国内外で災害や戦乱が人々を苦しめました。
災い転じて福となす。
神社や寺院にお参りしたり、初日の出を拝んだり、縁起物のだるまや招き猫を飾ったり……。
残り少なくなった24年と新たに迎える25年に福を招くため、開運の旅に出ましょう。
今号の旅行読売に掲載されている『旅して開運』特集より、群馬県高崎のスポットを紹介します。
《群馬・高崎》縁起だるま発祥の地へ
願いを込めて向かって右の目に墨を入れ、それが叶ったら左の目にも墨を入れる。
そんな願掛けで知られるのが縁起だるまです。
起き上がり小法師と同様に底が重く、倒してもすぐに起き上がることから“七転び八起き”の縁起物にもなっています。
その発祥地にして、日本一の生産量を誇る群馬県高崎市にある縁起だるま発祥の寺・少林山達磨寺へ。
1697年に開山した黄檗宗の名刹で、信越線群馬八幡駅から徒歩30分ほどで着きます。
副住職の廣瀬一真さんが歴史を教えてくれます。
「今から約240年前、浅間山が大噴火して大飢饉が発生しました。9代目十色の東嶽和尚は苦しむ人々を救うため、この寺を開いた心越禅師が描いた“一筆達磨坐禅像”を元に木型を彫り、張り子のだるま作りを農民の山縣友五郎に伝授しました。これが縁起だるまの始まりで、毎年1月6・7日に行う七草大祭で売られるようになりました」
授与所に並ぶ縁起だるまは、家内安全などの祈願が行われたもの。
希望すれば僧侶が最初の一筆(点眼)を入れる『だるま開眼』も行っています。
参拝後、創業100年の歴史を持つ『だるまのふるさと大門屋』を訪ねます。
店内にはさまざまなサイズの縁起だるまが並び、色彩も赤、白、黄など豊富です。
4代目の会長・中田純一さんはこう話します。
「近年は日本の文化や四季を表現した季節だるまに加え、ハロウィンなどのイベントをデザインしたインバウンド向けも手がけています。いずれも顔は、眉に鶴、髭に亀を描く伝統的なデザインです」
だるま製造は職人が分担して行いますが、眉と髭の筆入れは群馬県ふるさと伝統工芸士でもある中田会長だけが行います。
コロナ禍で話題になった疫病封じの妖怪・アマビエを題材にしたアマビエだるまは、5代目の中田千尋さんが世に送り出しました。
最初はインスタグラムのフォロワーのリクエストに応えてこっそり作っていましたが、たちまち評判になり、5万個を売り上げました。
今や店の看板商品でもあります。
最後は高崎駅の人気駅弁『だるま弁当』を購入。
達磨寺の普茶料理をベースにしたヘルシー弁当を味わいつつ、家路に就きます。
なお、毎年1月1・2日には高崎駅西口でも『高崎だるま市』が開催されます。
本誌では、伊勢や愛媛・道後温泉、石川・金沢など開運に繋がる旅行先が紹介されています。
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