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次々と魅力的な機能を打ち出す『スリープテック』を原動力に、睡眠関連市場の膨張が止まりません。
富士経済は、2023年の市場規模は前年比17%増の1750億円で、24年は同9%増の1904億円に達すると見込まれています。
この流れに拍車をかけるのが、23年12月に厚生労働省が発表した『健康づくりのための睡眠ガイド2023』。
国を挙げた取り組みが、さまざまな企業の異業種参入を呼んでいます。
注目は、睡眠事業の企業共創を目指すコミュニティ『ZAKONE』で、現在168社が加入。
加盟企業の業種は、食品や不動産、自動車関連など多彩です。
運営を主導するNTT東日本グループのスリープテック事業責任者で、ZAKONEプロデューサーの梅田貴大氏は「スリープテックと各社の技術との組み合わせでユニークな商品が作れるようになってきた」と話します。
商品だけでなく、快眠をテーマにした観光客向けのイベントや宿泊プランを展開する自治体や企業も増え「スリープツーリズム」というトレンドも生まれています。
睡眠市場は子どもにまで広がっています。
厚労省の睡眠ガイドが初めて年代別に睡眠時間や生活習慣の目安を掲げ、特に小学生年代における睡眠の重要性を示したのがカギです。
創業450年以上の寝具の老舗・nishikawaは、24年11月に小学生向けのマットレスとピローを発売。
「新商品では、体が成長しても沈み込みを調整してフィットする設計や、汗などの湿気を拡散する構造を取り入れた。サイズを子ども向けにしただけの従来品とは一線を画す」といいます。
子どもに睡眠の重要性を啓発する活動も盛んです。
NTT東日本グループは、さとえ学園小学校(さいたま市)で『睡眠×テクノロジー』の授業を実施。
ZAKONE加盟企業の協力で実践的なSTEAM教育も行います。
アイウエアのJINSは、日本睡眠協会と共に「寝る育」を掲げる新事業を展開。
24年9月に品川女子学院中等部・高等部(東京都品川区)で開催した特別講座では、スマホやタブレットの発するブルーライトが睡眠にもたらす影響などを解説しています。
本誌では、ニンテンドーサウンドクロックAlamoや、トヨタ紡織の仮眠ブース『QUALIA POD』なども紹介しています。
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