
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。
記事の有効期限以降は本誌は非公開となります。ご了承ください。
ポルトガルを横断して大西洋に流れ込むテージョ川を見下ろす7つの丘陵地帯に、何世紀にもわたって築き上げられたリスボンの魅惑的な風景。
石畳の路地、古代遺跡、白いドーム型の大聖堂など、まるで絵葉書のようなパノラマが広がっています。
そしてリスボンとその周辺には、シントラ、オドビスなどの美しい村々が点在し、それぞれ独自の雰囲気と魅力を持ってたたずんでいます。
歴史と文化、景観美に満ちた素晴らしい世界が満喫できる場所。
今号のPerfect BOAT(パーフェクトボート)では、穏やかなリスボン周辺を紹介しています。
歴史と自然が織りなす時間旅行の舞台へ
ポルトガルの首都リスボンから約30km西方に位置するシントラは、英国の詩人バイロンが「栄光のエデン」と称えた風光明媚な山間の町です。
何世紀にもわたり、シントラはポルトガル貴族の夏の別荘や狩猟場として好まれ、彼らが建築した贅沢な宮殿、城、ユニークな邸宅などが現在に遺されています。
町全体が世界遺産に登録されているシントラのファンタジックな景観は、まるでおとぎ話から飛び出してきたかのようです。
この空間はアンデルセンからバイロンまで、この地にゆかりのある文学界の巨匠たちの想像力をかき立てました。城や宮殿もユニークなものばかりで、ドラクエのダンジョンを体験しているかのような「レガレイラ宮殿」は、シントラを代表する人気スポットとなっています。
この宮殿は12世紀にポルトガル王族の別邸として建築され、1840年にレガレイラ男爵が買い取ったことが現在の名前の由来となりました。
その後、19世紀末に裕福なブラジルの鉱業王カーヴァロ・モンテイロが買い取りました。
王がこの敷地を購入し、イタリア出身の著名な建築家ルイジ・マニーニと共に、宮殿と庭園の設計を行い、大規模改修が施されました。
ゴシック、ルネサンス、マヌエル様式などの異なる建築様式を見事に融合させたこの宮殿は、マニーニの代表的な建築物となり、彼が手掛けた国内のいくつかの建造物は文化遺産に指定されています。
宮殿とともに有名なのが、「逆さ井戸」と呼ばれる地上と深い地下を結ぶ螺旋階段です。
これは実際には井戸ではなく儀式用の構造物で、井戸の底からは地下通路が広がっており、庭園の他の部分に繋がっています。
井戸は約27mの深さがあり、内部が石造りの螺旋階段になっています。
階段は九つの層に分かれており、それぞれの層には象徴的な意味があるとされ、井戸全体が神秘的な雰囲気を醸し出しています。壁を覆う苔が長い時間の経過を感じさせます。
シントラから約10km北西に位置する「アゼーニャス・ド・マール」は、大西洋を望む美しい海辺の村です。
崖の上に建つ赤い屋根と白壁の家々が階段状に並び、それらがまるで大自然の中に溶け込むような美しい景観を満喫できます。
崖の下には自然のプールがあり、潮の満ち引きによって海水が入り込むため、夏場には海水浴客が多く訪れます。新鮮なシーフード料理が楽しめるレストランもいくつかあり、絶景を眺めながら食事を楽しめます。
本誌ではさらに、城壁に囲まれた中世の箱庭のような町オビドスの魅力を紹介しています。
Fujisan.co.jpから新年のお年玉ギフト券プレゼント!

2025年のお年玉ギフト券『1000円分』プレゼント!
1,000円分 ギフトコード 【 ny2025gift 】
※ギフト券の有効使用期限は 2025年1月31日(金)です。
※合計金額5,000円以上、お好きな雑誌の購入にご利用いただけます。
※既にお申し込みいただいているご注文のお支払い、
バックナンバーの送料にはご利用いただけません。
※月額払いには、ギフト券は適用されません。
ギフトコードをコピーして、Fujisan.co.jpにてお好きな雑誌をお探しください!
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。
記事の有効期限以降は本誌は非公開となります。ご了承ください。