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国内全体で「貯蓄から投資へ」の流れが加速しています。
資産運用に関心を持つ人も増えているが、さまざまなアセットの中でも日本株が再評価されているといいます。
2024年7月には日経平均が史上最高値を更新。海外の投資家にも日本株が注目されていますが、四半世紀前から日本株に投資し続けてきた投資信託(ファンド)があります。
J.P.モルガン・アセット・マネジメントが運用する「JPM ザ・ジャパン」です。
24年12月に設定来25周年を迎えましたが、この間、TOPIX(東証株価指数)などのベンチマークを上回るパフォーマンスを上げてきました。
その理由はどこにあるのでしょうか。
今号の週刊東洋経済では、ファンドの特色や将来性について日本法人執行役員の村上徹氏、ポートフォリオマネジャーの占部美弥子氏に聞きます。
25周年を迎えた「JPM ザ・ジャパン」
設定以来、長い運用実績のある投資信託(ファンド)はまさに、長期間にわたり投資家の支持に応えてきたことにほかなりません。
大手外資系運用会社のJ・P・モルガン・アセット・マネジメントが運用する「JPM ザ・ジャパン」は、国内公募の追加型株式投資信託の中でロングセラーファンドの1本。
設定は1999年の12月で、昨年25周年を迎えました。
日本法人執行役員の村上徹氏は「JPM ザ・ジャパン」の特徴について、次のように話します。
「『JPMザ・ジャパン』は当社が提供する日本株のアクティブ(積極運用型)のファンドで、成長性の高い銘柄を選定することで市場を上回る成果を目指しています」
注目すべきはそのパフォーマンス。
2024年11月末時点で設定来の騰落率は915.3%を記録し、ベンチマークとしているTOPIX(配当込み)の同期間の騰落率163.3%を上回るパフォーマンスを実現しています。
基準価額が10万円を超える(24年11月22日時点で10万204円)までに成長しているファンドは例が少ないです。
要因はどこにあるのでしょうか。村上氏は次のように答えます。
「銘柄の企業規模や時価総額、業種・業態などにとらわれず、自由な発想からの投資のアイデアやテーマに注力し、発掘したアイデアに対して、運用チームが機動的に企業取材や意見交換を行い、いち早く投資に反映しているのが大きな特色です」。
大型株から中小型株までを対象に、市場環境に応じた機動的な運用を行っているという。
設定以来まさに四半世紀。その間には、08年のリーマンショック、11年の東日本大震災、新型コロナウイルス感染拡大など、金融市場は数々の荒波にさらされてきました。
それを乗り越え、より高い運用実績を積み重ねてきました。
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