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今月のdancyuは、日本酒大特集!
今回は、長年切磋琢磨して技術を磨き上げ、今まさに円熟期を迎えている15蔵の酒から、2つのお酒を紹介します。
幅広い世代を虜にするオールラウンドな味わい
純米吟醸 緑ラベル『石鎚』(愛媛)

石鎚酒造
東京農大出身の兄弟と家族で、真摯に酒造りに取り組む蔵。
前杜氏の引退をきっかけに25年ほど前から家族中心の酒造りに舵を切り、高品質の純米吟醸造りのため蔵内に冷却設備を導入。
データ管理を徹底し再現性のある酒造りをしています。
出荷量の4割を占める緑ラベルは、兄弟で目指す『食に寄り添う肩肘張らないお酒』を見事に表現。
テイスターの藤田さん、多田さんもベタ褒め。
藤田「おいしー!心地いい酸でいくらでも飲めそう」
多田「甘旨苦酸のバランスが最高!」
杜氏の越智稔さんはグルメとして知られ、「豊かな食体験が造りに生きている」との声も。
田んぼの魅力を表現する真っすぐな会津の酒
純米吟醸 「穣」シリーズ『会津娘』(福島)

髙橋庄作酒造店
早くから“土産土法”を掲げ、米栽培に力を注いできた蔵。
蔵元杜氏の髙橋亘さんは、24歳で蔵に戻って以降、会津五百万石での酒造りに情熱を注いできました。
毎年自ら米栽培に取り組む中で気づいたのが、圃場ごとの米の個性。
その「わずかながら確かな違い」を生かしたいと2019年より、一枚の田から一つの商品を作る『穰』シリーズを発売。
年々質が高まり、「圧倒的においしくなった」(横浜君嶋屋)と酒販店の評判も上々。
「徳久」は契約栽培田の名称。
テイスターの山同さん、松崎さんもこうコメント。
山同「これぞ会津娘!会津五百万石の良さを見事に表現」
松崎「かぐわしい花のような印象」
本誌では、他の日本酒もたっぷり紹介されています。
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