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2025-04-04 発売号 (2025年5月号)
普段、香りは気にしていますか?
香りといっても、いろんなシーンの香りがあります。
Discover Japanでは、ニッポンの香りを特集。
今回は「香りの日本史」からピックアップしてみました。
日本は1400年以上の歴史をもつ香り大国です!
古の時代、仏教と共に日本に伝来した“香り”。
以来、信仰や祈りの儀式や、雅な貴族文化、武家の生きざまを語るもの、大衆文化のひとつとして、日本では時代に合わせて香りの文化を発展させてきました。
香木と香りの始まり
日本に香りをもたらしたのは、東南アジアのベトナムなど、南方の一部の地域でした産出されない香木でした。
一片の香木から立ち上る香りに、いつの時代のひとたちも虜となり、珍しい香木を手に入れるために権力者はありとあらゆる手を尽くしたといいます。
時代の転換期には現れる、伝説の香木“蘭奢待”(らんじゃたい)もそのひとつです。
さまざまな香りの逸話とともに、1400年以上にわたってひとときも絶えることなく受け継がれてきた日本の香りの文化をひも解いていきましょう。
神聖な祈りの香り

■飛鳥~奈良時代
インドから中国へ、そして朝鮮半島へと渡った佛教の教義とともに日本へ持ち込まれた香り。
新たなる信仰を尊び、祈りの香り文化をもたらしました。
3000年前にインドではじまったお香の文化は、やがて東西の国へとかたちを変えて広がっていきます。
西には液体の香油として、東には個体の香木として。
日本には、仏教伝来とともにお香が伝えたられたといわれています。
大陸からもたらされたのは、沈香や白檀の香木、医薬の原料となる漢方生薬。
香木とは、芳香を放つ木のことではありません。
木が傷つくことでバクテリアが樹液に作用してつくられる芳香が物質化したもの。
木のようでいて木ではない、自然や気候など東南アジアの風土が生んだ奇跡の産物は、日本に存在せず、だからこそ優美な香りに人々が強く惹きつけられたことは想像に難くありません。
聖徳太子もお香を使っていた
仏教を擁護する立場で摂政となった聖徳太子は、香りの知識も当然有していました。
当時は、沈香や白檀などの香木や漢方生薬を刻み合わせて、祈りや信仰のお香に使っていました。
平安時代の薫物文化

■平安時代
日本の自然観や美意識を取り込んだ国風文化の高まりによって、平安貴族は日本独自の雅な薫物をつくり上げました。
平安時代の香りは、お香そのものではなく、鑑真によってもたらされたとされる「合香」の技を発展さえた「薫物」が主流となります。
貴族はこぞって、香木や漢方材料を調合して自らの香りを追求。
その香りを、いまのルームフレグランスのように「空薫物」といって、室内で炊いて愉しんでいました。
香りの歴史は古くからあるのですね。まだまだ、平安時代の詳細や、戦国時代、現代と続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。
本誌では他にも、いまパリで「香道」が熱い!などを紹介されています。
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