神戸で出会う、音に浸る時間。街の中や地下にある“ジャズ喫茶”をめぐる、大人のための静かな贅沢

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神戸の喫茶店…それだけでおしゃれな雰囲気がしますが
今号のあまから手帖では、神戸「ジャズ喫茶」漂流記を特集。
どんなジャズ喫茶が登場するのか、気になる内容をピックアップしてみました。

 

客のつくる緩んだ空気を擁する憩い場と、時間を忘れ音に没頭できる地下の店
昼から夜へと移ろいながら、神戸に根ざした二つのジャズ喫茶を歩きます。

 

神戸のジャズ喫茶

 

 

町の喫茶に流れる、音楽への静かな信念

Jazz&Cofee 茶房Voice

「茶房Voice」はジャズ喫茶である前に、街の喫茶店

 

センタープラザ西館に店を構えて三十余年。

 

ほぼ30年、この店に立つ二代目の村田太さんは疲れない音量でジャズのアナログを再生します。

 

「いま、お客さんでジャズの話をされるのは2%くらいです」

 

と笑う太さん。

 

こだわりの無いところを柔らかい神戸の言葉で話してくれます。

 

帰り際に「こういうものもやってます」とさりげなく渡されたCDは、ロサンゼルスを拠点とするジャズ・ピアニスト、ジョシュ・ネルソンの神戸でのソロ・ライヴ録音盤。

 

ジャズが持つ豊潤なニュアンスを湛えたアルバムは村田さんがアーティストを招聘し、録音、スリーヴ写真も手掛けたものでした。

 

歌と話し声が漂う店。
Voiceの店名ロゴはレーベルVerveに倣っています。

 

 

音の海に沈み込む、地下の店の非日常

ジャズ喫茶 JamJam

元町、ジャズ喫茶「JamJam」に昼はない。

いつも夜みたいなものだから、むしろ時間が存在しない、と気障に言いたい。

 

店の奥の壁に大きく投影された時計の文字盤を眺めながら、そんなことを考えていました。

 

ここに移転してきたのは2000年の秋。

 

スピーカーに近いリスニング席と、そこから距離のある会話席とで自然に分かれています。

 

この店の最大の特徴はまず広さ。

 

その条件をフルに生かした再生音の大きさです。

 

ジャズの醍醐味である臨場感が増すのは当然のこと、ジャズのアルバムはもともと人の耳への確かな意識を持って設計されたものであることが肌で感じられます。

 

「JamJam」ではスピーカーの前の席に陣取っていても、まったく疲れません。

 

それどころか、ある種、海の底にいるような静けさを感じることもあります。

 

オーナーの池之上義人さんによる多彩なコレクションをいつも堪能することができますが、さらに、毎週金曜はマスターズナイトと銘打って、池之上さんによるDJプレイが楽しめます。

 

 

2つのジャズ喫茶についての詳細や、内容はまだまだ続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。

 


 

本誌では他にも、さまざまな喫茶店を紹介されています。

 

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