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年齢を重ねるごとに、美容に関するお悩みは増えるもの。
美しくなるために、あれもこれもと『オン』してしまいがちです。
でも、いま、少し立ち止まるときなのかもしれません。
やることを増やすよりも、やめることを決めることが、より私たちの求める美しさに近づく手立てだとしたら…。
今号の婦人画報にて、美容界の第一線で活躍しつづける君島十和子さんが
『やめる美容』についてインタビューに答えています。
“やめる”のは、新たな自分に挑戦するため

俳優として活躍後、美容ブランドを立ち上げ、美容界の第一線で活躍を続ける君島十和子さんは、
もしかしたら“やめる美容”という言葉とは対極の存在と感じるかもしれません。
しかし、美を追求してきたからこそ辿り着いた“やめる哲学”は、
単なる手抜きでも諦めでもなく、経験と知性に裏づけられた前向きな考え方でした。
58歳のいま、十和子さんは『やめる』をどう考えるのでしょうか。
「限りある時間、そして以前のように無理が利かない限りある体力を意識すると、何ごとにも優先順位をつけて取捨選択する必要性を感じます。そのとき、自分にとって心地よく、自分らしくあるために必要なものは残しつつ、惰性で続けていることを見直すことを意識しています。
じつは30代半ばで一度、“こだわることをやめよう”と決めました。それまでは髪色、服の色、もちろんメイクもすべてに“これが私”という強いこだわりがありました。でもそれをやめて、何にでも挑戦していたら世界が広がりました。
ただ、いまはそこからさらに一歩進んで、発信者としてさまざまなものを一度受け入れつつも手放すべきものは手放す、という段階にいます。情報の多い時代、あれもこれも挑戦したくなりますが、全部抱えようとするのをやめることで、新たに入ってくるものがあることを感じています。決してストイックに生きるとか、ミニマリストになるというのとは違うのですが……」
還暦が近づくいま、目指すものは?
「新しいものと出合うために“やめる”というのがテーマなのかもしれません。軽やかに新しいものに挑戦し、心地よく変わっていくことが老けないためにも必要なのではないかと思っています。若いときの自分の姿にこだわると、そこから先は下り坂……となってしまいますから。
こだわりをやめて、私たちの世代の陰りの出た肌や、パーフェクトではない体つきに似合う服やメイクを探し、感性が目覚める面白さを感じたいと思っています。
例えば、美容液はやみくもに重ねず、役割を考えて使う。黒のアイライナーは使わない。年齢や体重、フォロワー数のような数字に振り回されるのはやめる。“イエベ”や“ブルベ”のような基準に従うのもやめるといった具合です。
最終的には、心地よく、充足感を感じられる自分でいたい、というシンプルな気持ちなのだと思います」
本誌では、君島十和子さんがやめている美容を朝から夜まで解説しています。
- 洗顔後の顔はタオルで拭かない
- お昼以降はカフェインを摂らない
- お米は必要なときしか炊かない
などなど。
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