《肉と魚の経済学》和牛A5肉生産農家が窮地のワケは?

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週刊ダイヤモンド

《肉と魚の経済学》和牛A5肉生産農家が窮地のワケは?

  東京・平和島には海岸沿いに冷凍倉庫が軒を連ねる国内有数の倉庫ターミナルがあります。 こちらには新型コロナウイルス感染拡大の影響が日本でも広がり始めた今年春ごろから 運ばれ続けて今や「もうパンパンで全く余裕がない」と関係者も話すくらいに 詰め込まれているものがあります。   それは『高級霜降り和牛』。   高級牛肉の在庫が急増しており、それに伴って需給バランスが大きく崩れ A5ランクの高級和牛の価格が4月には前年同月比27%減と史上最低レベルにまで下落。 現在もまだ前年の価格水準を下回り続けています。  
  コロナ禍で「家食」市場が伸び、食品業界は総じて好調な状態が続いていますが 国内で肥育される(育てられる)和牛のうちの多くが いわゆる高級市場向けであり、それも接待を伴う飲食店や高級ホテル、 インバウンド需要を狙った外食市場がターゲットになっているためです。   国内で消費される牛肉95万トンのうち、約3割は国産で 残りはオーストラリアと米国からの輸入肉となっています。 そしてこれらの牛肉の用途は約6割が外食で、3割が小売となっていますが 小売需要の多くはオーストラリア産や米国産の輸入肉が担っています。   ステイホームで自宅での食事が増えたことによる特需を享受できた輸入肉と異なり 販売単価が高すぎる和牛はもとから小売店の棚を確保できていないこともあり 消費が伸びていません。  
  確かに私もステイホームで自炊が増え、スーパーでお肉を買うことが増えましたが 国産牛肉はやはり高く、隣に置いてあるオーストラリア産や米国産はそれに比べて安いので そちらに手が伸びてしまいます。   和牛とはそもそも何なのか、 どうしてブランド化・高級化路線へと向かっていったのかが本誌で解説されています。 そして、今現在窮困している外食、農家、漁師、商社・卸についても本誌で解説しています。 こちらからお読みいただけます。 ]]>