
Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
【ビリオネア大異変】米フォーブスが選出した2021年注目のビリオネア
◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆デジタル医療業界の「女帝」は77歳、自称オタク、引退の予定なし
ウィスコンシン州の州都マディソン郊外の町、ヴェローナ。
エピック・システムズの広大なキャンパスに、金管楽器の勝ち誇ったような音色が高らかにこだましました。
おなじみのバロック調の結婚行進曲が鳴り響くと、1万700人の従業員が足を止めました。
続いて、新たな顧客の名前が発表されました。
フロリダ州の医療機関がエピックの電子健康記録システムを傘下の37の病院に導入し、
6億5000万ドルの契約成立しました。
結婚行進曲が流れるのは、新規の顧客は『結婚相手のような存在』だからだそう。
エピックのソフトは、診療予約から診察や手術に至るまで、 患者の一連の治療行為を管理する上でとても便利。 医師は患者のアレルギー歴やレントゲン結果も記録できるほか、
そのデータをもとに、病院の事務部門が請求書の作成や追跡調査をすることもできます。
一般的には電子医療記録システムとして認識されていますが、
実際には収益サイクル管理や顧客管理ツールやデータ分析など、幅広い分野にも活用できます。
CEOのジョディ・フォークナー氏は患者のプライバシーを守ることを一番に考え、 アップルやマイクロソフトなどのIT企業が反発するほど、 コンピュータのソフトウエア・システム同士で患者のデータ共有を拒みました。 そして最終的には連邦政府はエピックやその他の企業が患者のデータを独占することを禁止に。 その後、多くのベンチャーキャピタリストがいくつもの小規模なスタートアップ企業に 多額の投資を行なっています。 しかしフォークナー氏は、シリコンバレーの企業がこぞってヘルスケア市場に参入してきても まったく気にならないと言います。 「ごく少数の会社だけが大きな成功を収めるでしょう。残りの大多数の会社は、そうならないと思います。患者からの要望に応えなければならないのは、わが社でもなければ医療システムでもありませんから」 あと2年余りで80歳の誕生日を迎えるフォークナー氏。 まだまだ引退するつもりはないと言います。 その底計り知れないパワーの源は、本誌の特集から読み取れます。 記事の詳細はこちらからお読みいただけます。
記事の有効期限: 2021年8月26日 Thursday]]>





