ローソン社長「生活様式と価値観が変わって夕夜間を強化するチャンスが回ってきた」

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ネットコンビニに力を入れるセブン-イレブン、店舗のメディア化を目指すファミリーマート。

平均日販で3番手となったローソンはどこに向かおうとしているのでしょうか。

徹底した現場主義を貫くトップが見据える未来のコンビニ像をインタビュー。

 

平均日販には興味がない

 

平均日販(1店舗当たり1日売上高)で2021年2月期にファミリーマートに抜かれ、
2022年3月期も大手3社では3番手でした。

 

「平均日販は店舗がどこにあるのかの差なので、ほとんど興味がなかったというのが正直なところです。賃料が高い店舗の方が日販が高くなるのですが、ローソンは全国に満遍なく店を出しています。2位かどうかというのは意識していません」

 

セブン-イレブンとはかなり開きがあります。これからどのように競っていきますか。

 

「それはれっきとした差があります。東京に店舗数が多いといったこともありますが、間違いなく(セブン-イレブンの)日販は高い。やはり総合的なところにまだ差があるのでしょう。

我々がセブン-イレブンを見ていても、お客様には評価してもらえません。やっぱり現場に行こうぜと社員には言っています。コンビニ業は、いかに便利を提供するか。お客様の課題が変化する兆しのつかみ方、つかんだ後の対応の速さや深さが勝負どころになります。

お客様の変化の半歩先を行けるようにしたいと思って変革に取り組んでいます」

 

夕夜間強化のチャンスに

 

新型コロナウイルス禍で消費行動が大きく変わりました。
コンビニの役割はどう変わりましたか。

 

「実はコロナの2年ほど前から『夕夜間強化』という目標を掲げていたんです。コンビニは通勤や通学で人が動く朝とお昼時に大きな需要が発生するのですが、コンビニの店舗数が飽和したといわれる中、朝と昼だけではもったいない。もっと夕方にも商売しようと」

 

しかし、コロナ禍に入って人が動かなくなり、朝や昼のピークすらなくなってしまったローソン。

特に都心部が顕著で、巣ごもり需要がスーパーマーケットに集中してしまっていたといいます。

 

「そこから数ヶ月経つうちに、『ローソンでちゃんと生活できるようにしてくれない?』というニーズが出てきた。家の近くのローソンで買い物を済ませたいと。我々にとっては大ピンチあったのですが、お客様の生活様式と価値観が変わって夕夜間を強化するチャンスが回ってきたと考え方を変えました」

 

2020年6月頃には全国で生鮮野菜を一斉に販売したり、
必要なところでは精肉の販売に挑戦したそうです。

 

「コロナで見えてきたのは、店舗の立地ごと、一店ごとにお客様のニーズが全然違ってきていることです。コロナ後に人が動きだして朝・昼のピークが戻ってからも、夕夜間の需要は必ず残る。そこを目指してやっていこうと2020年9月に立ち上げたのが『大変革実行委員会』なんです」

 


 

本誌では『大変革実行委員会』や、ローソンの経営のさらに深いところまで答えています。

 

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