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携帯翻訳機の『ポケトーク』事業を2月に新会社として分社したソースネクスト。
ポケトークは海外で急成長しており、機能拡充も視野に入れています。
今後の成長の種とは…?そして語学学習の未来像とは…?
ソーネクスト会長兼CEO(最高経営責任者)の松田憲幸氏が日経ビジネス電子版インタビューに答えています。
ポケトークは新型コロナウイルス禍による海外旅行離れの影響を受けました。
今、売れ行きはいかがですか?
「やはり日本は厳しいです。
ただ、米国での売上高は2022年4~6月期に前年同期比2.3倍と伸びています。学校や病院、物流業などで需要があります。米国に住む人の20%は英語が問題なく使えるとは言えず、言葉の壁が存在しています。旅行とは関係ない需要がある点が大きいです」
累計販売台数は?
「日本が90万台近く、米国は10万台ほどです。直近だと米国と日本の販売台数はほぼ変わりません。コロナ前は年間約90億円あった売上高が7~8割減りました。日本は落ち込みが大きく、米国が補っていると言えるかもしれません」
スマートフォン向けアプリなどの新商品を出されていますね。
「アプリは日本を皮切りに9月5日にはアジアや米国でもリリースしました。端末の場合、国ごとに一つひとつ技適(技術基準適合証明)的な認証を取らないといけません。アプリだと展開しやすく、アジアでは結構拡大が見込めると思います」
翻訳精度や発話品質で勝負
端末の販売は続けるのですか?
「併売します。スマホはアプリを立ち上げたり、パスワードを解除したりと手間がかかる。端末にはすぐ起動できる即時性もあります。1台を複数人でシェアしやすい点も含め、病院などでのニーズは高いです。
端末はマイクにノイズキャンセリング機能を付けていて、騒がしい場所でも圧倒的に音を拾います。翻訳結果が流れる際のボリュームも大きい。悪い点としては、物流が必要だとか、認証を取る必要がある、といった点ですかね」
米グーグルなどの無料翻訳アプリとどう戦い、競争優位を保つのですか?
「他社のアプリは英語を介して翻訳するものが多いといわれています。翻訳エンジンの組み合わせを全通り調べる必要はない分、(英語に挟むことで)『伝言ゲーム』になり、翻訳精度が落ちるんです。
どのエンジンが強いのかを一つひとつ調べています。一例として、あの言語とこの言語だとグーグルだけど、欧州系言語はドイツ生まれのDeepL(ディープエル)、中国系は中国ネット検索大手の百度(バイドゥ)が強いといった具合です。エンジンを随時入れ替えて高い精度を保つように努めています。
自然な日本語の音にもこだわっています。日本語の発話ってすごく重要で、米アップルのパソコンのフォントのようなものです。フォントがきれいで人気という点がありますよね。音声にとってのフォントって声のきれいさや、抑揚だと思います」
本誌ではこちらのインタビューの続きをお読みいただけます。
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