テラドローン社長「日本企業の存在感が低下していることへの悔しさから海外を目指した」

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海外を軸に展開する『ボーン・グローバル』スタートアップを2010年代に相次いで創業した『テラドローン』

根底にあるのは、日本の存在感が低下していることへの悔しさです。

世界で勝てるメガベンチャーの創出を目指します。

 

日経ビジネス電子版では、テラドローン社長徳重徹氏にインタビューをしています。

 

日本人でも世界でも負けないことを証明したい

 

2010年に電動二輪・三輪のテラモーターズ、2016年にはドローンサービスのテラドローンを起業しました。いずれも事業の中心は海外です。初期段階から海外を目指すスタートアップは日本では珍しいです。

 

「かつて、アジアの空港は日本メーカーの広告で埋まっていました。それが今や韓国のサムスンやLG、中国・華為技術(ファーフェイ)ばかりで日本企業はほとんど見かけません。日本企業の存在感がどんどん下がっているのを見て、悔しさみたいなものを感じていました。

 

しっかりやれば日本人でも世界でも負けないことを証明したいという気持ちで39歳の時に起業しました。実際にここまでやってみて、今も世界に通用しない民族では決してないと確信しています」

 

日本の無形資産

 

「アジアなどの新興国では日本人と日本企業は今もとても高く評価されています。僕が商談に行くと、こちらは単なるスタートアップなのですが、日立製作所やトヨタ自動車が来たかのように迎え入れてくれます。

現地の人からは日本人は信用できると非常に歓迎されますが、これは先代の方々が蓄積してきた日本の無形資産だと思っています。

 

ただ、日本の大企業の人は、現地起業の人が喜んで打ち合わせに臨んでも大勢で来てただ話すだけということも多い。『NATO』なんていわれますが、ノー・アクション・トーク・オンリー。相手はすぐにでも一緒に何かを始めたいのに、なかなか決めてくれない。

これではせっかくの無形資産も活用されません」

 

圧倒的な成功事例になる

 

「僕は単身で現地に行くんです。以前インドのムンバイで商談した時に「おまえ一人で大丈夫なのか」と聞かれたので俺が全て決めるから大丈夫だと返したら「この日本人は変なやつだ」と思われました。

日本人なのに意思決定が速いということで気に入られ、仕事はやりやすいです。海外展開を進める背景には、日本の無形資産を受け継ぎたいという思いもあります」

 

モーターズの事業では三輪EV(電気自動車)でインドを主戦場に選びました。

 

「設立して数年は日本やベトナムで電動二輪を発売しましたが、全く売れませんでした。当時は市場がなかったんです。自分が起業家として甘かったのだと思います。

ところが同時期に創業した台湾のGogoro(ゴゴロ)が電動二輪で成功し、『二輪のテスラ』と呼ばれました。本当は僕がそういう成功を狙っていたんです。

そこで頭を切り替えて市場で売れるものを考えた結果、インドでの三輪EVビジネスにたどり着きました」

 


 

本誌ではテラドローンの徳重徹氏のインタビューの続きをお読みいただけます。

 

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